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シンセならではの音を使ってみては?


音に厚みをだすためにパフォーマンスモードを使うということを書いた。

ピアノ伴奏曲においては、
普通、まずは、シンセサイザで生ピアノの音に近づけたいと思うのだが
ここは、発想を変えて、逆に、演奏を一人で厚みを出すために、
ピアノの音に+αで何かを足してやるという
シンセサイザだからできるという技を使おうではないか。

プリセットされたパフォーマンスモードの中に
Piano + Pad1
Piano + Pad2
というものがある。

これは、
2つのパッチで音をつくってある。
Grand Pianoの音のパッチと
ストリングスの音のパッチを
同じ鍵盤の範囲に割り当てている。

打鍵してそのまま押し込み続けると、ストリングスの波紋がひろがっていく感じで後ほど余韻の方が強くなっていく。

例えば、
「風になりたい」のイントロのピアノを
全音符で弾いてやると、ピアノの音にストリングスがジンわりと足されていく。風で波紋が起きたイメージを醸すことができる。

このままの音色のセッティングでも
メインテーマに入ると、サンバのリズムで短い音符の打鍵が続くので
ピアノだけの音に近いものとなって、ストリングスが邪魔をしない。




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