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Zwiftが高いならMyWhooshを食べればいいじゃない

一般的なロードバイク乗りのサブスクリプション課金要素はおそらく2つで、
①Strava等の実走に関わるサイクリング関連アプリ
②Zwift等のバーチャルサイクリング関連アプリ
になるかと思います。

このうち①に関しては、トレーニングの記録のみを必要とするのであれば不要、記録向上のための分析等を求めるのであれば必要になってきます。

②のバーチャルサイクリングについては、2024年に最メジャーアプリのZwiftが月額値上げを行い、基本無料のMyWhooshへの移行の流れが進みました。

今までの記事も中華コンポやアリエクでのパーツ購入、中古含む完成車について書いてきました。
主に貧乏ローディー向けの記事を書いてきましたが、当記事は室内トレーニングを安く行いたい方向けの内容を記していきます。


バーチャルサイクリングの現況

検索やサジェストで本記事にたどり着いた人はZwiftやバーチャルサイクリングへのざっくりとしたイメージはあるかと思います。
機材類とPC・スマホ等を連動して、走りに応じたデバイス上での成果記録や競争ができ、同じコース・レースで走っている相手とコミュニケーションができるのがバーチャルサイクリングという理解で問題ないかと思います。画面上でアバターが走ったり視界だけが変わったりしますが、ペダルを回すことでコースを進んでいきます。

バーチャルサイクリング界隈での変化としては、2024年は大きな契機となりました。最大手であるZwiftの値上げと、MyWhooshのUCIとの提携から今後のシェアがどうなるか見通し難くなっています。
Zwiftは月額2400円となったため、実走に時間やコストを割きたい場合には割高感が強いです。
MyWhooshは大半のコースを無料・無制限で走ることができるうえ、シーズンパスを購入しても2か月で1200円強です。

他の中堅・新興アプリもありますが、Zwiftがどこまでユーザーを維持できるか、MyWhooshがどこまでユーザーを伸ばせるかという点が今後のシェア争いの中心にあるように見えます。実写コースのkinomapについては若干ユーザー層はずれますが、ZwiftやMyWhooshとの差別化ができないと他の3Dコースアプリにとっては競争が厳しくなっていくでしょう。

何のためにバーチャルサイクリングを?

雑然としたトレーニングや運動のためだけであれば、ローラー台や3本ローラーで漕げばいいのです。そうでなければひたすら実走でもいいのです。
バーチャルサイクリングを必要とする人は、
・実走の代わりに
・より効率的なトレーニングのために
・遠くに住む人とのコミュニケーションライドのために
・レースやイベントに参加するために
バーチャルサイクリングを選んでいる人が大半かと思います。

このうち、「コミュニケーション」や「レースやイベント」が理由であれば人口の多いアプリが優先になるでしょうか。
実走の代わり」や、「効率的なトレーニング」を理由とする方にはコスパが検討材料に含まれるかと思います。

平日は帰宅後、夜に走るのは危ないからバーチャルライド。実走の代わりに運動習慣を保つためにとても有効な手段です。
信号や交通状況など、外的要因の影響を受けずに高強度でトレーニングできる。実走よりバーチャルライドのほうが効率的です。

その他、近くにサイクリングしやすい環境がない、雪深い地域に住んでいるなど、様々な理由はあるかと思います。
コミュニケーションにしろトレーニングにしろ、実走とは異なるメリットがあり、機材の普及と低価格化も進んだことが広がりを推し進めています。

最低価格で導入するために

バーチャルサイクリングの導入コストは高いイメージがあるかと思います。では、必要十分の機能を前提に、最低価格でどのくらいから始められるでしょうか。

①スピンバイク環境

自動負荷調整機能があると、バーチャルコースの坂道を認識してくれます。そういった機能がついているスピンバイクは概ね5万円前後から存在しています。

静音性を重視する場合、スマートローラー等であればもっと高額になってきます。ポジション調整もしやすいので、導入のハードルは低くなります。
問題点としては、最長稼働時間が製品によっては短いこと。50kmコースや100kmコースも存在しますので、やりこみたい欲が出てきたら不足を感じる可能性があります。

②スマートローラー環境

僕はこちらでやっています。自転車をそのまま取り付けるため、実走に近い乗車感があります。坂道で負荷も認識してくれますので、傾斜に合わせて自分でシフトチェンジを行う形になります。2025年2月時点での最安はアリエクで36000円台(セール価格)です。

サブの自転車が眠っているなど、実車のスペアがある方はそのまま使えます。自転車を屋内保管しているのであれば、付け替えの手間はありますが追加の車体購入は考えなくてもいいかもしれません。

後輪以外は実走と同じ装備を使うのですが、スピンバイクより基本的には音が大きいと考えて差し支えありません。主に走行音が鳴るのですが、斜度が頻繁に変わるコースだと変速の音も相応に響きます。壁の薄い賃貸、2階以上の集合住宅、夜中での使用など気を遣う部分も多いです。

負荷を反映したバーチャルシフターなどの機能を求めるのであれば、10万円程度のスマートトレーナーがあり、そちらは変速の音は考えなくても問題ありません。

MyWhooshなら4~5万円台で追加費用なし

汗受けや静音マット等、追加で必要なものはありますが、サブバイクが眠っていた人は4万円、スピンバイクを買っても5万円台でMyWhooshを始めることができます。
MyWhooshにもアプリ内課金要素がありますが、新規コースのアーリーアクセスなどを望まなければ、2025年2月時点では9割以上の要素を楽しめる状況です。

ちょこざっぷ1年分強、普通のジムなら半年分くらいで自宅でのトレーニング環境が構築できます。ウエイトトレーニング等を重視しない有酸素運動中心の方や、とにかく自転車での走力トレーニングがしたい方におススメです。

MyWhooshですが、日本語は未対応です。ただ、難しい英語はほぼありません。JAPANコースのアーリーアクセスが始まりましたので、日本人ユーザーが増えたらもしかしたら日本語も来てくれないかなぁ…と思いながら記事を書きました。

興味を持った方が一人でもMyWhooshを始めてくれたら幸いです。

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