心の中のマッケンユーが「行け」と言っている
仕事の合間に漫画を描くこと。それだけが僕の生活で唯一心が休まる瞬間だった。誰かに見せようとゆうわけじゃない、ただ描くことそれ自体が目的だった。現実は辛いことばかりだが空想の世界では僕は自由で、絵も話しづくりも素人レベルだが1年以上続いた初めての趣味だ。
でももしこの漫画を読んで面白いと言ってくれる相手が一人でもいたらそれ以上嬉しいことは無いだろう。しかし現実の僕は恋人はおろか、友達と呼べる人さえいない、今は離れて暮らす家族とも連絡は取っていなかった。実家に居たときから特別仲