はじめまして。かねこです。
0. はじめに
はじめまして。
SOUND VOLTEXという音楽ゲームのプロリーグに所属することになりました
かねこと申します。
CNと読み方が違くてごめんなさい。(しーえいちとでも読んでください。)
SOUND VOLTEXをプレーして10年になります。
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9th KAC、10th KAC、Red Bull 5Gなどに出場していますが、タイトル獲得経験はありません。
2022年2月に、幸運にも当時のSOUND VOLTEX収録曲を全曲PUCすることができました。明確に「全曲PUC」が誕生したのは7年以上ぶりのことだったのではないかと思います。(以降、とても難しい楽曲が増え、奮闘中です。)
1. 活動
①Youtubeで動画投稿や配信を不定期で行なっております。
先日チャンネル登録者が2000人を超え、嬉しい限りでございます。
MAX-○○!みたいなプレー動画や、アリーナ配信、PUC粘着配信など。
②以前アメブロにてツマミの判定解説や上達方法などのブログを発信していました。
このnoteに移すために(+プロの発信として信頼性のあるよう内容を再監修するために)閉鎖してしまいましたが順次再アップロードしていくのでお待ちください。
③SDVXデータ管理ツール「Vaddict」様と連携した、18PUC難易度表の制作・内容監修を行なっています。
上記サイトでは自動でVF対象曲一覧や、レベルごとに各曲のスコアが入力された画像を出力することができます。本当に素晴らしいツールです。こういった可視化ってモチベ上がりますよね!
投票用Twitterアカウント( @PUC_level) では新曲の難易度投票や議論の上がった曲の再投票を行なっているので是非フォローください。
2. 好きなこと
音楽を聴くことが好きです。
全身で生の音楽を浴びてただ体を揺らすという体験には何にも替えがたい素晴らしさがあります(自分はよくトラックメイカー方面のDJイベントに行ったり、Bluenote Tokyoで海外ミュージシャン聴きにいったりします)。最近のライブは視覚的な演出もどんどん進化していて、五感が揺さぶられます。
音楽ゲームもまた、自らの操作や打鍵によって音楽に没入できる素晴らしい体験だと思っています。
また昔からゲーム音楽=BGMが好きで、すぎやまこういち氏自ら指揮するドラクエのコンサートに赴いて泣いたり、Undertaleのコンサート配信で泣いたり、OMORIのBGMを聴いて泣いたりしています。ストーリーそのものやゲームをプレイした体験が音楽と紐付いて、情報量が大幅に増すのが好きですね。(もちろん、楽曲そのものを楽しむことも忘れないようにしています。)
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そう言った意味で、音楽ゲームほど音楽そのものを題材にしたゲームはないわけなので、楽曲演奏そのものの体験だけでなく、「○回プレーした」「誰々に投げられた」「大会で大事故を起こした」「間違えて選んだら好きだった」「この曲を聴いてボルテを始めた」「この曲がきっかけで作曲を始めた」みたいに想い出と結びつくこともまた、この種のゲームが素晴らしいものである理由だと考えています。きっと人の数×曲の数だけ想いがあるはず。
かぼちゃさんの楽曲『Thank you for your playing music』の採用コメントでも述べられている通り、曲を「プレーする」って音ゲーだけなんですよ!
3. BPLに向けてもろもろ
BPL選手になるには面接という過程がありますが、そこで喋ったことや
喋れなかったことをもとに、BPLに向けた想いを綴っておこうと思います。
なぜプロを目指したか?
プレイヤー側から「クリエイター側」に廻ることができるから。
SOUND VOLTEXというゲームはクリエイターの想いによって成り立っているゲームと言っても過言ではなく、何百人という作曲者や編曲者やイラストレーターやボーカルの愛や想いが集まっている。特に自分はFLOORコンテスト採用の作曲者コメントを読むことがとても好き。「みんなで創るBPL」という言葉が出てくるこのゲームがとても魅力的。
こうした熱量に触れるうち、自分もやはりクリエイター側に回ってみたいという想いがどうしても膨らんでいった。私はあくまでSOUND VOLTEXを楽しむ一般プレイヤーだった。しかし、プレイヤーにも作り出すことができるものがあると改めて気付いたのが、私がLachrymaという楽曲をPUCしたプレー配信だった。当時まだ珍しかったラクリマPUCを配信内で出すことができ、その反響はとても大きいものだった。翌日のヒットチャート1位はラクリマだったし、皆がラクリマPUCを狙い始めた。自分のプレーが明確に他人の心を動かし、それが他人の体験となった瞬間だった。その後、積極的に配信を続け、一時期は同接で600人以上もの方に見ていただくことができた(FIN4LE PUCチャレンジ回)。この経験は、自分のプレーには価値があるという自信にも繋がった。
BPLでは、私の選曲によって、私のプレーによってコンテンツの製作に関わることができる。人が作ったものを受け取って消費するのも非常に楽しいが、自分が何かを生み出し、それを他人が楽しんでくれるというのはさらに高次元の楽しさがあると私は考えている。私は以前音楽演奏などをしていて、生み出す側の立場にいましたが、そちらの道は諦めてしまいました。しかし、幸運にも才能に恵まれたSOUND VOLTEXでなら、何かを生み出していけるのではないかと信じています。
*
実はSOUND VOLTEXでもBPLが行われると決まった頃、最初に抱いたのはワクワクよりも不安な感情でした。これだけ多くの人の想いを背負ったゲームのプロリーグは絶対に成功させなければいけません。そして、自分は客観的に見て間違いなくSOUND VOLTEXのプロリーグに必要な実力を有しており、BPLに必要な人材であることを自負していました(実際に5社指名されたのでこれくらいは言っても驕りにならないよね)。私が盛り上げなければいけないのです。
ではそれに見合うタレント性はあるのか?外見はあるのか?知名度はあるのか?影響力はあるのか?発信力はあるのか?トーク力はあるのか?自問自答の日々でした。何を目指したいかもよくわからなくなり、じゃあ試合で勝つしかないだろうと週に30時間練習することもありました。優勝経験がない通り、私は試合強者というわけではありません。期待に応え、盛り上げるには勝つしかないと考えました。
しかしそんな折に転機となることが2つありました。
それは埼玉の良心UCCHIEと遊んだこと、世界的アーティストJacob Collierの来日公演を聴いたこと。
両者に共通していたのは本人がとにかく楽しそうにしていたこと。
本人が楽しそうにしていれば応援している周りも楽しい。こんな基本のことに立ち返ることになりました。
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そういうわけなので、BPLでは、
等身大に努力して、
等身大にボルテが好きな私を見ていただいて、
応援していただけると幸いでございます。
そしてこのお祭りをどうか楽しんでいってください!