お知らせ 今年度をもって、8年にわたり携わって来た俳句大学を退会することとなりました。学長はじめ関係各位には大変お世話になりました。ご恩は忘れることはありません。心より感謝申し上げます。何事も新陳代謝は大切です。今後は、外部より協力していきたいと思います。俳句大学の更なる発展を心よりお祈りしております。 五島高資 拝
五島高資のプロフィール Plofile of Takatoshi Goto in English 五島高資 (ごとう・たかとし) 別号・篁風 (こうふう) 昭和43年 長崎市片淵町に生まれる。間もなく五島・福江島(富江町)に移 り、旧五島富江藩陣屋内に住む。 昭和56年 長崎県日中友好使節として中国に渡る上海、杭州(西湖)を訪 う。 昭和57年 長崎新聞ジュニア俳壇年間優秀賞受賞、「ホトトギス」の森大鈴 に師事。 昭和5
五島高資 銃口に挿すべしミモザ花盛り キャタピラに踏まれ咬みつく春の泥 永き日や道に突き立つ不発弾 人を撃つ人を撃つ人春うつつ 春泥に回廊といふ迷路かな 同じ月眺めて息を潜め合ふ 遺されて冬三日月のゆれ止まぬ 寒月や瓦礫にいのち震へたる 狐火のかなた電気のとどこほる 凍星の降つては昇る瓦礫かな 星点す樅の木にただひざまづく 寄り添へる命なりけり冬銀河