つないでいただくことのありがたさ
今年の大きなゴールとして、卒業論文の執筆がある。
夏休みの宿題のように期限が数カ月先で計画性が必要な「やらされること」が昔から嫌いで、卒業論文もやりたくないからと放っておいて、最後に後悔するんだろうな、と思っていた。
でも最近、卒業論文に向けての諸々が楽しくてたまらない。
そのわくわく感をちょっとだけ。
山梨の就職/採用市場をみつめる
これが今年の卒業論文のテーマ。
もう少ししっかり書くと、こんな感じ。
採用に苦労している県内企業の採用活動上の課題の分析
山梨県内企業に就職したい学生が抱える就職活動上の課題の分析
山梨県内におけるよりよい就職/採用媒体、プラットフォームの在り方の模索
この3つを深めたいと考えている。
自分自身の興味関心に近いものであり、今後挑戦していきたい分野の下調べ的な要素も感ているためか、非常にやる気がある現状(自画自賛)。
深めたいと言っても、実際にデータ収集や聞き取りに使えるのは数ヶ月しかないから、満足にやり切れる余裕も確証もない。
でもそんな状況のなかでも多くの方にお助けいただきながら、県内企業の方々とのご縁をたくさんいただいている。
県内中小企業の経営者の方々に採用上の課題について聞いたとき、まず仰るのはこれ。
そういうお話しが来るだろうな、と予想はしていた。
でも想像以上に深刻な様子だった。
年によって応募者数が大きく変動したり、大手採用エージェントを使ってやっと1人採用したり。ときには数十万単位のコンテンツを使って採用の知識や合説(合同企業説明会)のブースの作り方を学ぼうと勧められたり。
大企業とは違って採用にかけられる時間もお金も限られているうえに、そもそも来てくれる学生が少ない。来てくれた学生も「自分が何をやりたいのか」がわかっておらず、なんとなくのパターンがほとんど。
ご縁をいただくことのありがたさ
そんな厳しい現状がある一方で自分を振り返ると、ほんとうにたくさんの方にご縁をいただきながら生きている。先に挙げた県内中小企業の経営者の方々も、ある税理士さんに相談して紹介していただいた方々で、あっという間に10人近くの方とつないでいただいた。
そもそも、今回橋渡しをしてくださった税理士さんも別の方にご紹介していただいたご縁だったりする。
そして先日もとあるご縁から150人規模のフォーラムに招いていただき、志ある経営者の方々のお話しを直に聞かせていただいた。
そう考えると自分の周りにあるご縁は、自分視点での見える/見えないの差はありながらも、どこかで結ばれていることがほとんど。
どなたかお1人をご紹介いただくとあっという間に輪が広がり、「○○さんのお知り合いですか!先日お世話になりました!」みたいな会話が生まれる。
ご縁は1人でどうにかできるものではなく、必ず誰かに繋いでいただくもの。「山梨ってコミュニティ狭いな~」とあたりまえかのように考えていたけれど、とてもありがたいものだと再認識。
「蜘蛛の巣」状に広がるご縁の中で
次の春、自分自身の居場所がまた大きく変わる。
「大学生」という肩書きで過ごした4年間に得たご縁は計り知れないほど大きく広がった。
春を迎え、「社会人」とか「会社員」という肩書きを手にすれば、ご縁の質や、出逢い方も大きく変わるだろう。
今の自分的には、不安半分、たのしみ半分というところ。
ただ逆に言えば、今の「大学生」の肩書きに甘えられる期間も少なくなってきているということ。
出逢いたい人には、今のうちに出逢いに行こう。
今日は普段以上にとりとめのない日になってしまったけれど、このあたりで。