おれが責任をもつからやってみろ! 今月のお題 文章作成
設問 (採用試験)
これまであなたが所属してきた組織での経験を踏まえ、「心理的安全性を高めるリーダーシップ」の実践例を述べ、今後所属する組織でどのようにふるまっていくつもりかを述べなさい(600文字以内)。
解答
職場の心理的安全性を高めるには、風通しがよいこと、つまり業務上必要な情報は公開され、簡単にアクセスできることが重要である。この考えのもと、私は現職場にてITデジタルツールを活用し2つのことを主体的に実践した。1つ目は社内のタスクの見える化である。コロナ禍によるリモートワークを機に、「誰が」「何を」「いつまでにやるか」という業務上のタスクを管理できる仕組みを作成した。2つ目は誰でも見られるチャットツールの開発である。このことで個々人の役割がチームのなかで明確になり、またチームの作業進捗状況が共有化され、その結果作業効率が向上した。
今後プロジェクトリーダーとして採用されたなら、チームの心理的安全性を保ち、新たな業務に挑戦できる風土づくりを行いたい。
以前ある案件で私は上司から「自分で考えて、できるところまでやり切れ」という指示を受けた。残念ながら結果は上司の意にそぐわなかった。しかし叱責されることはなく、私の意見や考えを傾聴し、尊重してくれた。この上司は部下に任せるだけでなく、最後にはフォローしてくれるという安心感があった。この安心感があったからこそ私は自信をもって仕事に取り組むことができたのである。
この経験から私も部下を信じて仕事を任せるものの、リーダーである自分が最終の責任をもつことを明言する。それにより部下が安心してチャレンジ精神をもってプロジェクトに取り組むことができるのである。
作成時に考えたこと
◇『「心理的安全性を高めるリーダーシップ」の実践例』を書けという設問に対しこれだという体験がないので相当苦労した。
◇後半に述べた尊敬する上司のエピソードを加えなんとか設問に応える形にした。
◇この種の抱負は、傾聴、部下を信じるなど、つらつら並べることはできるが、あえて1点にしぼった。「私が最後には責任をとる」。これを言ってくれる上司のもとで働きたいものである。
以上