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グローバル化が引き起こす「均質化」

 資料文の主張は「地球上どこの国へ出かけていっても、コーラやハンバーガーがあり、(中略)なんとも淋しい光景ではないか」と情報のグローバル化が引き起こす「均質化」に対し悲観している。私はこの主張には反対である。

 身近な例でハンバーガーのマクドナルドを見てみよう。世界中で食べられる「均質化」されたメニュー、「ビッグマック」がある。同時にその国の伝統的な独自文化を意識したメニューもある。たとえば日本では、照り焼きソース味の「てりたま」である。「月見バーガー」なる商品もある。消費者は日本の食文化と異国のハンバーガー文化が共存した新しい味を楽しんでいる。売る側からも買う側からも「淋しい光景」を見てはいない。

 今後我々は情報化社会とどのように向かい合うべきか。「伝統的な独自の文化が個性を失」うことがなきよう知恵を出すべきでる。情報化を食い止めることはできない。ならば積極的に受け入れ、グローバル視点で自らの存在価値を高め世界に勝つ。そのための具体策として、海外の超VIP専用宿泊施設作りを提案したい。そこでは日本屈指の女将が監修した最高の日本式おもてなし精神が発揮されている。また最強のコンシェルジュがお客様のわがままなリクエスト(例:日本満喫特別ここだけ限定バーガーが食べたい)に対応する。そして評価を世界に向け発信してもらうのである。

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