水脈を教えてくれるもの(冬)
暖冬とはいえ、冬らしい寒い日が増えてきました。
氷点下になるこんな季節は、地中の水脈を見つけるチャンスです!
地中の水の動きをコントロールするには、どこに水脈があるのかがわかっていると、効果が出やすいです。水脈の場所は、慣れてくると地形からある程度わかるようになりますが、はじめはなかなか見つけづらいですね。
地中の水の流れを読むヒントはいろいろとありますが、厳冬期の今は、水脈を見つけやすくなります。
ヒントは霜柱
最適な時間は、寒い朝です。水脈が目ではっきりとわかります。
霜柱の立っている場所を探して見ましょう。
その霜柱の立っているところが、水脈です。
霜柱は、地中の湿り気が凍ってできます。なので、霜柱が立っているところを探すと、水脈の位置が目で見てわかります。
霜柱が立っているのは、微妙に凹んだ谷間になっているところ。なんとなく水が通りやすい地形のかんじがわかります。
土の粒子が粗目のところ。水脈上に見られる土質の違いも感じられます。
一本だけでなく、いくつかに枝分かれしているところがあるな、とか、角度の変化があるところは、幅広く霜柱が立っているな、など、目に見えにくい水の動きがわかります。
水脈センサーを鍛える
観察していくうちに、霜柱が立たなくてもなんとなく「あ、このあたりかな」が感じられるようになってきます。
氷点下になった寒い朝に、地面を観察してみてください!
水脈の読みとり方について、詳しく書いています。
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土中の水の流れがわかると、理解がぐっと深まります。
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