非アカデミック就職が決まりました
ちょっとキャッチーなタイトルにしてみました。
しかし自分としては「こんな泥船いますぐに出て行きたい!」っていうダークな気持ちよりは、大学に残って続けていける希望が少しでもあるなら研究者を続けたかった気持ちが強いみたいです。
内定をもらって、初めてその気持ちが強いことを意識しました。いつの間にか研究者が将来の夢になっていたのかもしれません。
この気持ちはサンクコストではないのか?と自問自答しつつ、ここ数年の自分の心で感じたこと、そして一度「研究者は自由があるって言われるけれど、社会に出て働いてみて自分がどう思うか、何が適しているのか確認したい」という気持ちが捨てられなかったので、非アカデミック就職に決めました。
ただ、この気持ちになれたのは就職先への思いが強かったこともあります。
最終的に自分の専攻や研究にだいぶ近い業界での就職が決まったので、興味を持っていけそうという自信があったからです。
また、技術職ですが研究開発に近いことも部署によっては行う可能性があり、学会発表や論文の出版も若手から行うと聞いていたので、就職先に合わなかったとしても、アカデミックの道に戻るのは不可能ではないと考えました。(もちろん、一度は恐れて逃げた茨の道に進むことを覚悟する必要はありますが。)
他に最終合格のお話をいただいたり、面談・面接をした企業もありましたがその会社ではどうしてもいままでやってきたこととの乖離感が強く、あまり自分のやりたいこととマッチしているような感じもしませんでした。
実際に最終合格をもらってから詳しく話を聞いたら、行きたいと思っていた部署には博士学生が行くことが少ない実情がわかったり…(はじめから調べておけよ、って話ですけど)
なので、最終的に行くことに決めた企業に内定をいただけて本当に良かったと思っています。
でも本人はアカデミアへの未練が少しあるから、私よりも周りの人の方が喜んでくれるんですけどね。そのうちこの思いは気にならなくなるのかな。
D論審査まであと8ヶ月。
最近始めた研究もありますが、それも含めたD論にしたいと思ってます。がんばるぞ。
追記:
自分の就職関連のタイムスケジュールは以下の通りでした。
博士を出た後に就職を意識したのがD1の4月。
D2の夏にはシンクタンク系の会社で5日間のインターンに参加。
D1 ~ D2で合同説明会はちょくちょく参加。
初めて最終試験合格をもらったのはD2の12月末。
就職先を最終決定したのはD2の3月中旬でした。
もちろん途中ではやっぱり研究者を目指そうと思っていたこともあります。(今も
戻るならどうすればいいのか模索中です。)
博士卒・女性でも就活に対して悲観的になりすぎる必要はないんじゃないか?と思ったのが私の就活の感想です。
その時々にどんなことを思っていたのか、何を行なっていたのか、今後遅筆ですがまとめていく予定です。(そう言って書いていないDC2の話もありますが…書かないうちに書類の内容が変わってしまった…などと言い訳です。)