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入浴事故を減らそう!~原因と予防 ヒートショック対策~
今回は入浴事故(ヒートショック現象)などのお話です。
入浴時に亡くなってしまう事故があります。
さまざまな原因が考えられますが、
一年間で何名くらい亡くなっているのでしょうか?
厚生労働省の人HPにデータがあります。
~慮の溺死及び溺水~
令和元年7690人 平成30年8021人
となっています。
この数字は多いのか少ないのか?
比較対象として交通事故死と比べてみます。
~交通事故死~
令和元年4279人平成30年4595人
となっており、交通事故より入浴時に亡くなる方の方が多くなっています。
また近年増加傾向にあります。
東京都23区における入浴中の事故死者数を月別に見てみると12月~2月に年間の約半数を占めています。
冬場に入浴中の事故が起こりやすい要因として、
気温の低下が考えられます。(ヒートショック)
ヒートショックとは急激な温度の変化によって血圧が大きく変動するなど、身体に大きな負荷がかかることで起こり、失神、不整脈などの症状が見られます。
重症の場合は死に至ることもあります。持病がない健康な方にもヒートショックは起こります。
ヒートショックにより意識障害を起こし、そのまま入浴を続けることで死に至るというメカニズムです。
厚生労働省によると「入浴中急死は、体温上昇および低血圧による意識障害のために出浴が困難となり、さらに体温が上昇して致死的になる病態(熱中症)と考えられた」
「入浴中のヒト体温は1時間以上浴槽内にいた場合に浴槽水温と等しくなる(生存困難)」ことから、もし入浴中に何か起こった場合には早期の対応が明暗を分けると言えます。
○予防法は?
入浴事故防止あるいは入浴事故の早期発見のため、つぎの7点に注意してください。
①脱衣所や浴室をあらかじめ暖め、入浴時の温度差を少なくする。
②浴槽は浅め(あるいは水位を低く)で半身浴が望ましく、縁に手をかけておく。
③ぬるめの温度(39~41℃)で、長湯はしない。
長くても10分程度の入浴にとどめる。
④一日の中で体温が上昇し、血圧の安定する16時から19時頃までの入浴が望ましい。
⑤血圧下降の原因となるような飲酒や食後の入浴や、入浴中の急激な起立は避ける。
⑥入浴後は水分を補給する。(アルコールは水分補給になりません!)
⑦高齢者が入浴しているときは、家人や周囲のひとが声かけするようにする。
と注意する点が沢山ありますが、ほとんどの予防ができる施設があります。
それは、草加健康センターさんを始めとする、
温浴施設に行くことです!
草加健康センターさんであれば①、②、③、⑦の問題は完全に
クリアされます。
また④は来館時間を調整することで可能です。
⑤、⑥は自分が注意すれば達成可能です。
これからの寒い季節は自宅よりも草加健康センターさんを始めとする
各温浴施設で心も身体も温まりましょう!
お役に立てば幸いです♪