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人は論理的に変われる ⑧
楽観主義者の大切さを知って欲しい。
一見、名前だけみると自由奔放で何も考えない軽井人間に見えますが、その重要性をお伝えします。
ドイツの政治家で元陸軍軍人のウィンストン・チャーチル(ノーベル文学賞受賞)は言います。
悲観主義者は全ての好機の中に困難を見つける。
楽観主義者は全ての困難の中に好機を見つける。
全ての困難の中に好機を見つける力、
これをレジリエンススキルといいます。
彼は、人はいつの時代においてもレジリエンススキルが重要とかかげます。
私は深く共感し、このスキルこそが我々の言うポータブルスキルの一つではないか、そう思います。
また、人がもつ脳にも影響を及ぼしています。
悲観主義者がもつ脳を悲観脳、楽観主義者がもつ脳を楽観脳と呼びます。
それぞれの脳にはある働きかけがあります。
悲観脳
個分離思考が働きかけ、会社の組織において目標数値至上主義組織をうみます。
これは、個人に目標数値を与えることでパフォーマンスをみせることから始まります。
そのため、目的となる組織の成長は日々のタスククリアとなり、人格や理念はお題目となります。
楽観脳
共同体思考が働きかけ、会社の組織において集合知性発揮的組織をうみます。
これは、信頼関係を築くことから始まります。
そのため、組織の成長は目的に沿った行動であり、人格の成長と理念の浸透を重視します。
憤りを感じる人が多いいまの時代には後者が必要だと感じています。
そして、人がポジティブに働くには、割りきって考える、切り替えて違うことをする、周りからの社会的援助を要します。
ですが、この楽観脳は唯一直接的にレジリエンススキルに働きかけます。
また、社会的援助は、その援助に合理性があるとうつ病を抑える効果もあります。
つまり、楽観主義者がもつ楽観脳は、困難の中に好機を見つける力を育成し、同時にうつ病発症を抑える効果もある、非常に重要なことだと言えます。
因みに、よく頭を切り替えてといいますが、これが及ぼす影響はあまり効果的だとはいえません。
このように、これまで感情の問題として片付けられ考えても意味がないとされてきたことは、明確なロジックが存在しており、真摯に向き合えば乗り越えられる、そう言えます。
これまでの概念にとらわれない生き方や考え方というのを、一つ一つこのように解決してみてはいかがでしょうか。
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