みんながHAPPYになる、〇〇褒めのススメ
こんにちは。埼玉県春日部市でデイサービスのリーダーをしている後藤と言います。デイサービスのマネジメントや地域研修会の運営などに携わっています。プライベートでは、2児の父親でもあります。
リハビリテーションや介護、人間関係、子育てについて日々の気づきを残しています。
今日のテーマは、
「みんながHAPPYになる、三角褒めのススメ」
です。
褒められて嫌な気がする人は、いませんよね。
ベストセラーの『人を動かす』の著者であるデール・カーネギー氏も
「批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く」
と書いています。
そうは、分かっていても、人を褒めるのって難しいですよね。
慣れていないと、照れるし、オベッカを使っているように感じてソワソワする人もいるでしょう。
日本人は、「暗黙の了解」「謙遜」の文化に代表されるように、
言葉にしない、言わなくても伝わる、のが美徳のような?変な価値観が在るため、褒められる側も、受け取るのが下手くそです。
それでは、どうしたら良いか?
それは、相手を直接褒めるのではなく、間接的に褒める
【三角褒め】 が有効です。
人を褒めるのには、大きく分けて
相手を直接褒める 【直接褒め】
と
相手を間接的に褒める 【間接褒め=三角褒め】
の2種類があります。
直線褒めは普段みなさんが行っているように、
相手に「ありがとう」や「素敵だね」などと伝える方法ですが
今回紹介する、三角褒め(間接褒め)は、
【当事者のいない時に、第三者の前で、当事者のことを褒めること】 です
Aさん(当事者)、Bさん(同僚)、Cさん(上司)がいた場合に、
まず、Bさん(同僚)にCさん(上司)が、Aさんのことで褒めます。
それを、Bさん(同僚)がAさん(当事者)にCさん(上司)が褒めてたよ、と伝えることです。
例)Cさん「最近、Aさんが大きな成果を上げたんだよ。彼はいつもクライアントに誠実、丁寧に接しているからだね。」
↓
Bさん「Cさんが、彼はいつもクライアントに誠実、丁寧に接しているから、大きな成果を上げられたんだ、と褒めていたよ。」
図で表すと、
三角褒めの効果として
Aさん(当事者):「見てくれていたんだ」と嬉しくなる。また頑張ろうと励みになる。
Bさん(同僚):Cさん(上司)は、結果だけでなくプロセスも見てくれている人なんだな、と励みになる。
Cさん(上司):人の脳は、話の主語がわからないので、人を褒めると自分が褒められていると勘違いし、幸せホルモンの「ドーパミン」が増え、ストレスホルモンの「コルチゾール」が減る効果がある。
結果として、A、B、CみんながHAPPYになります。
また、三角褒めのメリットして、褒めを【受け取りやすい】というのがあります。
Cさん(上司)がその場にいないので、否定、謙遜のしようがないからです。
褒める側(上司)も、直接褒めるよりハードルが下がります。
この話、私自身めっちゃ納得で、
前職の上司がとても怖い人で、なかなか褒めてくれることがなかったのですが、転職するときに、同僚から「後藤は、成長してきたところだから、出すのはもったいない」と言われたことがあり、とても感動しました。
みなさんも、同じような経験があるのではないでしょうか?
三角褒めは、陽口(ヒナタグチ)とも言われています。
陽口の対義語は、陰口です。
陰口は、当事者のいない所で、第三者に当事者の悪口を言うことですが、
「他人の不幸は、蜜の味」
というように、実は、この場合も幸せホルモン「ドーパミン」が興奮するんです。だから、辞められないんですよね?
ただ、陰口もデメリットがあります。
同僚との飲み会で、上司の愚痴を吐いたときって、その場は盛り上がるし、スッキリします。
ただ、帰り道や帰宅後、独りになったとき、空虚感や寂しい気持ちになります。
逆に、陽口を言った時も、聞いた時も、その後の帰り道って、幸せな気分が続くんですよ。
理屈はちょっとわからないんですが、試す価値アリです。
(理屈、分かる人いたら教えてください(´・ω・`))
三角褒めは、大人同士はもちろん、子供がいる人は、子供に使ってみると、子供の自己肯定感ややる気が上がってきます。
今日は、
「みんながHAPPYになる、三角褒めのススメ」
について話しました。
三角褒めを実践してみてのメリットは、
・みんながHAPPYな気持ちになる
・HAPPYな気持ちが伝播する
・組織にいい雰囲気が流れ、グッドサイクルが回る
があります。
応用として、T-UPという、お客さんや他部署の人の前で、部下や後輩のことを褒めるという、三角褒めもとても有効とされています。
例「うちの〇〇は、とても真面目なので、私もとても信頼を寄せているんです」
注意点が1つだけ。
「私(上司)が褒めてたよって、本人に言っておいて!」
と第三者に話してしまうことです。
第三者は言わないといけないと、変な使命感をもつし、それを本人に伝えても、第三者も当事者もシラケてしまいます。
なので、当事者に伝わることが目的ではなく、その文化を自分と組織の中で育てていくことにあると思います。
前回の、記事では、嫌いない人を好きになる方法について書きました。↓
今回の記事では、その伝え方をお話しました。
なんの道具もいらないので、是非試してみて下さい。
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