好きな人はどんどん好きに、嫌いな人はどんどん嫌いになる、の法則
こんにちは。埼玉県春日部市でデイサービスのリーダーをしている後藤と言います。デイサービスのマネジメントや地域研修会の運営などに携わっています。プライベートでは、2児の父親でもあります。
リハビリテーションや介護、人間関係、子育てについて日々の気づきを残しています。
今日のテーマは、
【好きな人はどんどん好きに、嫌いな人はどんどん嫌いになる、の法則】
恋は盲目という言葉があって、好きな人が出来たときって、周りが見えなかったり、周りに反対されても、その人の「良いところ」しか見えなくなかったりしますよね。
言葉通り「盲目」な状態です。
逆に、嫌いな人、生理的に無理!と思っている人のことって、言動の1つ1つが目についたり、どんどん嫌なところが目立って、どんどん嫌いになるのではないでしょうか?笑
または、女性なら、妊婦になった途端、街を歩いていると、妊婦やベビーカーを押している人が目に入ったりしないですかね?
私なら、街を歩いているとこの人パーキン(ソン病)かな?とか、片麻痺の人がよく目に入ったりします。
なんでこんなことが起こるのか?
それは、脳内の「RAS(らす)、脳幹網様体賦活系」という部位の作用に寄るものなんです。
RAS(脳幹網様体賦活系)の作用は、
【検索フィルターの機能】 です
私達は、外から五感を通して、毎秒毎秒、莫大な情報を受け取っています。
空の色、目で見る明るさ、肌で感じる気温、パン屋の焼きたての匂い、道路の向かいにいる歩行者、、など。
すべて受け取っていたら、脳をフル稼働させることになり、すぐに餓死してしまいます。そのくらいのエネルギーが必要です。
そのため、RASの機能によって、必要な情報と必要でない情報を振り分けているのです。
そして、自分にとって危険度の高い順に優先順位をつけて情報として認識、記憶します。
その優先順位を決めている要素として
【快・不快】の感情
があります。
特に、不快(避けたいこと)のエネルギーは大きいです。
潜在的な生存本能があるためです。
例えば、早起きをしようと思っていても、朝、目が醒めると、すぐに二度寝をする理由を脳は探し出します。
気持ちいい状態(快)から、抜けたくないためです。
・しっかり寝たほうが日中気持ちがいい
・後、起きてからの準備を急げば、10分は寝てられる
など、人間の脳は、5秒あれば、言い訳を作れるといいます。この本参照
嫌いな感情をもっている人については、
RASの作用で、検索エンジンの中に
【嫌いな〇〇 嫌な所 仕草 言動】
のように入力されているので、
嫌いな人の「嫌な所」の検索結果が上に来てしまいます。
どんどん嫌いな理由が増えていってしまいます。
恋しているときは、
【好きな〇〇 素敵な所 かっこいい所 優しい所】
のような言葉が検索エンジンにかかっているので、どんどん良いところがフィルターにかかってきます。
でも、これ変えることができます。
例えば、めちゃめちゃ好きな人でも、例えば浮気されたとしたら、急に冷めて、どんどん嫌いな所が見えてきて、顔も見たくないとなりますよね。
良い方向で使うなら
意識して、その検索エンジンを変える必要があります。
上で述べたように、【快<不快】のため不快→快に変えるにはエネルギーが要ります。
私が実践しているのは、とにかく
奥さんにしろ
会社のスタッフにしろ
この人達が大好きだと思うことです。
最初は、無理やりなところもありますが、継続していると、相手の良いところが検索エンジンにかかってきます。
ゲーム感覚で
・今日は、奥さんを10回褒めよう
とか
・スタッフの〇〇さんの良いところを10個見つけよう
と意識してやっています。
これにより、良いところが見つかるようになると、強化されて、その人のことが好きになってきて、より検索エンジンが強化されていきます。
ノートに書いたりするも効果的です。
今日は、
【好きな人はどんどん好きに、嫌いな人はどんどん嫌いになる、の法則】
について話しました。
今日からできることは、あなたの周りの人の良いところを3つ探してみましょう!