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半端なロックよりポップであることがかっこいい。

半端なロックよりポップであることがかっこいいと思う。

なよなよしているように見えて、実は最も強い敵「興味がない」に果敢に立ち向かう戦士だからだ。

「売れ線」「商業音楽」などと言って売れている音楽を批判する人がいる。インディーズのお客さんの中にも「三代目 J Soul Brothersみたいなのじゃなくて〇〇ちゃんみたいな本物が評価されるべき」なんていう人がいる。

まてまてまて、三代目 J Soul Brothersちゃんと見て、聴いたことあるのかと。もはやあなたが好きなジャンルじゃないだけなのでは?と。

そういう人に限って何も見ずに偉そうなことを言っている。

よさが分からないのはいい。触れてきたものや心地よいものは人それぞれだ。だけど触れもしてない流行りをむやみに否定するようになったらおっさんおばさんの仲間入りだと思う。

話題の移り変わり、テクノロジーの進歩や求められる感動の種類。そういうものを研究し、オリジナリティーも持った上で一歩先取りできたものが売れているものなのだ。

中途半端にマイノリティーであることや、自分を捨てて他人に合わせようとすることの方がはるかに簡単だと思う。楽なことほど結果的にしんどい。痛みはそれを選んでいる以上受け入れるしかない。

撃たれようが刺されようが曲がらないガチガチのロックか、撃たれたことも刺されたこともプレゼントにしてしまうポップに向き合うことでしか人の心は動かせないのである。

面白いと思った映画を友達にすすめる時に、全く興味を持ってもらえなかった経験はないだろうか。Youtubeのリンクを送っても開いてさえもらえなかったことはないだろうか。

つい相手にもっと興味持てよと思ってしまいそうになるけれど、大概が面白さを伝えられていない自分の責任だ。

「面白さを伝える」は本当にむずかしい。

話に引き込むするフック。内容のおもしろさをネタバレにならないように説明し、本質をわかりやすくまとめる構成。自分個人が感動したパーソナルな部分。それを使いこなせないといけないからだ。

流行りに唾を吐いて結果が出ないことに言い訳をし続けるよりも、自分の色、よさをポップというフィールドの上に昇華させている人たちや作品が素敵だと思う。

ずいぶんと長い間逃げてしまっていたなあと思ったので自戒も込めて。

……………この記事がポップじゃねえ。

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このMVは予算はとても少ないけど遊び心をたくさん持って作りましたね。

後藤大
「弱虫のままで理想に嘘をつかない」
音楽と文章を中心にものづくりをしています。
Twitter https://twitter.com/gotodai0926
MUSIC VIDEO https://goo.gl/E1ebEPjlVG
提供曲視聴 https://bit.ly/2EmR6sk
Next Live→5/20 京橋Arc

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後藤大
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