新規開店を見ると胸がギュッとなる
1.売上が上がらない前提で起業
大阪市北区天神橋筋商店街3丁目で開店して、もうすぐ5年目を迎える五島つばき商店です。
2017年、開店前に「2か月に一度は店が入れ替わっている」と商店街の方に言われました。
私は2か月だけ思い出作りで頑張ろうと思い、起業しました。
そのため、会議室机4枚で始めました。すぐに廃業できるためです。
2.どうして「2か月に一度は店が入れ替わっている」のか?
毎日、営業しているとお客様から色々と教えて頂きました。
A.不労所得(年金、不動産収入など)があります。
B.土地、建物が自分の物です。家賃いらないです。
C.家族が従業員です。人件費がめちゃくちゃ安いです。
下手な大企業より強い、「3種の神器」を持つ、中小零細企業の正体です。
近隣のお店ではコロナ禍になり、大企業が運営するお店が潰れても、生き残ります。お客さんがいなくても、定休日でしっかり休んでいます。
その近くに新規で若い人が銀行から融資を受けて、返済しつつ店舗営業はとてもできません。
実際に閉店になった時は近隣のお店の方と「投資した分も回収して無いやろなぁ~」と言う話をしております。
この事が頭にあるので、新規開店を見ると胸がギュッとなります。
3.「負けるやつの共通点」
銀行からお金を借りて、創業するのは自由ですが、とても厳しい現実を先に知ってほしいです。
最後に東進ハイスクールの林修先生の「負けるやつの共通点」です。
1・情報不足
2・慢心
3・思い込み
他の人が失敗したのを見て、自分は大丈夫と思うのか、自分も危ないと思うのかが分かれ目の一つです。