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「感謝の実践」ジムの最後のクラス

私のNVCの恩師、ジム・マンスキー氏が永眠されました。
以下のビデオはジムが亡くなる1ヶ月前のクラスです。

その中で紹介されていた「感謝の実践」を抜粋して紹介します。

感謝の実践

以下はこのクラスでで紹介された感謝の練習を、自分一人でも実践できるようにまとめたものです。


1. 感謝の手紙を書く

目的: 自分の人生に貢献してくれた人への感謝を深める。

  • 手順:

    1. 自分の人生に良い影響を与えた人を一人思い浮かべる(友人、家族、同僚など)。

    2. その人がどのようにあなたに貢献してくれたか、具体的な行動を書き出す。

      • 例: 「○○さんが忙しいときに夕食を作ってくれて助かりました。」

    3. その行動によって満たされた自分のニーズを考える(例: サポート、安心、つながり)。

    4. 手紙の内容:

      • 観察: 相手がした具体的な行動。

      • 感情: その行動に対して感じた気持ち。

      • ニーズ: 満たされたニーズ。

      • リクエスト(オプション): さらに感謝を伝える方法(手紙を渡す、直接話すなど)。

    5. 手紙を書いた後、深呼吸をして、自分の感情と体の感覚に意識を向ける。


2. 自分自身への感謝の手紙

目的: 自分自身の努力や行動を認めることで、自己受容と自己成長を促進する。

  • 手順:

    1. 自分が今年中に行った良い行動や努力を思い出す。

      • 例: 「疲れていたけれど、重要なプレゼンテーションを準備した。」

    2. その行動が自分の人生にどのように貢献したかを具体的に書く。

    3. 書いた後、自分自身に対する感謝の気持ちをしっかり味わう。


3. 感謝の身体感覚に気づく

目的: 感謝を深く感じるために、身体感覚と感情に意識を向ける。

  • 手順:

    1. 静かな場所に座り、深呼吸をする。

    2. 感謝の対象を思い浮かべ、その人または行動が自分に与えた影響を感じる。

    3. その感謝の気持ちを体のどこで感じるかに意識を向ける(例: 胸が温かい、喉がスッキリしている)。

    4. 感じた感情(例: 喜び、安心、愛情)を言葉にしてみる。

    5. この感覚を「味わう」ことを意識しながらしばらく過ごす。


4. 感謝を振り返る

目的: 感謝の気持ちをさらに深め、自分の中に育む。

  • 手順:

    1. 一日の終わりに、その日感謝を感じた瞬間を3つ書き出す。

      • 例: 「太陽の暖かさを感じて散歩できたこと」「友人が元気づけてくれたこと」。

    2. それぞれの瞬間に満たされたニーズを考える。

      • 例: 散歩 → 安心感や自然とのつながり。

    3. 感謝の気持ちを振り返りながら、一日の終わりに深呼吸をする。


5. 感謝を他者と共有する

目的: 感謝の気持ちを実際に伝えることでつながりを深める。

  • 手順:

    1. 感謝を伝えたい人を思い浮かべる。

    2. 書いた手紙や考えた内容を、直接または電話やメッセージで伝える。

    3. 「ありがとう」と言った後、その人の反応に注意を払い、対話を楽しむ。


これらの練習を通して、感謝の気持ちを育み、日常生活におけるつながりと幸福感を深めることができます。

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