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企業分析<グッドスピード> 2022年業界データ編
グッドスピードの中古車販売業会について、最新の業界動向について調べてみました。
2022年の中古車販売はどのようになるのでしょうか?
今年も、大手の寡占化は進むのでしょうか?
中古車販売全体の市場規模と大手企業の寡占化について
中古車販売全体の推定売上規模は、2021年が4兆1699億円。(※1 カーセンサー調べ)
大手3社の合計が約7382億円。(※2 業界動向サーチ調べ)
となっており、大手企業3社を合わせた売上高が全体に占める割合は、まだ約18%程度しかありません。
しかも、年々、大手企業は売上高を成長させており、業界内でのシェア寡占化を進めています。
ちなみに、グッドスピードは、2020年業界ランキング6位(337億円)となっており、5位のレッドバロン(694億円)には2倍ほどの差を付けられいます。
※1 カーセンサーの最新の調査データです。業界を理解する上でも参考になるデータが豊富で勉強になります。
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2021/1125_9715.html
※2 業界サーチの最新の調査データです。業界内での売上ランキングなど、こちらも参考になるデータが豊富で勉強になります。
2022年は、新車減産の影響で中古車が伸びるか?
直近では、コロナの影響もあり、生産現場での人員確保が難しかったり、半導体不足の影響もあり、新車の減産が発表されていいます。
そうなると、必然的に中古車が代替候補になりますよね。
車の買い替えは、車検のタイミングで検討される方が多いと思います。
2022年は新車生産が少ない状況を考えると、納車までの時間が今までよりも掛かる可能性があります。そうなると中古車を購入される方も増えるかもしれませんね。
直近の2021年では、販売単価が約20万円アップ
中古車購入単価は155.0万円で、前年より19.5万円増加
■中古車の支払総額は、「100〜150万円未満」と「50〜100万円未満」の価格帯に4割超が集中している。100万円未満の価格帯の割合が減少した一方、200万円以上の価格帯の割合は5ポイント以上上昇し、平均も20万円近く増加。
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2021/1125_9715.html
グッドスピードは、SUVの販売を中心にしていることを考えると、200万以上の価格帯の割合も、それなりに多いのでは無いかと推測します。
その場合、平均20万近くも増加しており、この傾向が続けば、売上高の向上も期待できるかもしれません。
SUVの人気は継続しており、4年連続で増加中
「クロカン/SUV」は全体的に上昇傾向、特に20・30歳代と60歳代で前年アップ
■直近で購入した中古車のボディタイプは、「軽自動車」(37.1%)が最も高いが前年より3.1ポイント減少し、2019年、2018年の水準に戻った。
■「クロカン/SUV」は2018年から4年連続の増加傾向。
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2021/1125_9715.html
SUVの中古車をメインに手掛けるグッドスピードには、市場環境に良い風が吹いているかもしれませんね。
今後の成長に期待しましょう。