「自己評価」という名の勘違い

今まで何種類か「美容施術」というものをしてきた。
脱毛、ダーマペン、アートメイクetc…

僕は、特段美意識が高くはない
むしろ学生時代は底辺に近かった
今は、化粧水と乳液を使う程度の一般男性だ

美容施術をしてるのは、親しい人の練習台みたいな感じだ
宣伝動画を撮る為の協力とか色々あるが
肌質改善や脱毛など、その他諸々させて貰っていて
本当にありがたい。感謝です。

本題はここから

「美容施術ってこんな大金払ってまで何でやるの？
キリないし今の自分を受け入れたらいいやん。」

と思っていたし、今も思っている。
大金払ってまでやりたいとは思わない。

でもね。。。

「確かに良くなるうぅぅう！！！！
同世代より肌スベスベになってるうぅぅう！！！」

大金かけるだけあって効果があるんだ
肌は綺麗になるし、モチモチ感あるし、鼻もスベスベになる
ヒゲ脱毛後に髭剃りをしなくなってから、赤みやニキビもできない
素直に「これはすごい」と思った

何より、施術する人や美容系にいる人は褒めるのが上手い
「前と全然違うよ！めっちゃ綺麗になった！」と褒めてくれる(本心は不明)
実際、前後の写真や角質が取れたの見せてくれたりと、本当に違いはわかる
そこまで言われたらこっちの美意識も上がってしまう

服もカッコ良いの買ったり
ジムで代謝改善、筋トレでスタイル改善
サウナで汗を流して老廃物を流したり
色々努力するようになる
そして、美容施術後の帰り道で
真顔で歩きながらこう思う

「もしかして、俺今カッコよくね！？！？
美意識高くてイケてね！？」

はい。皆さんの思うとおりです。
これは、れっきとした勘違いに過ぎません。

「誰もてめぇの肌質と毛穴なんか見てないわ。
良くなったってか元々をしらねぇわ。
まず、お前誰だよ。」
って話なんですよ。世間からしたら。

ただ少し美容施術すると、さも
「自分は意識高いです。周りより綺麗です。だって美容施術してるから。」
と、思ってしまう気持ちが少し湧くんです。
だって、大金かかる施術してるからね！
ただこれがドツボです。

何が起きるかっていうと
「自己評価」と「他者評価」にギャップが生まれ出す

もうね
ここに気づかないと最悪だと思う

外見ランクABCがあったとします
Bの男が美容施術をした後、気分が高鳴り自己評価がAに上がるんです
「僕は何十万かけて肌も綺麗で、身なりも気にしてる男だ」と
ただ、肝心のABCランクを決めるのは「自分」ではなく「他者」です。

自分がAランクだと思っても、他者評価はCランクだとします。
にも関わらず自己評価Aランクの男は、Cランクの異性に目を向けなくなります。最低でもBランク以上を望みます。
だが、まさか自分がCランクとは考えもせず、同じCランクの異性を見下して相手にせず、B以上を狙います。
もちろんA・Bランクの異性からはスルーされます。
結果、誰にも相手されず1人。
気づけば周りは結婚して自分だけ。。。
正真正銘の自惚れです

大事なのは
「自分をAランクと自己評価する」のではなく
「Aランクのかっこいい男になれるよう努力しよう」とすること
だと、個人的には思います。

極端な話だけど、こういう勘違いが起きやすい
これはマッチングアプリにも凄く類似してると思う



女性側で山ほど「いいね」が来て自分が人気と思ってる方
男もそんなバカじゃないです
・面倒だからいいねしまくった
・まぁ話せたらいいや
・誰でもいいから遊びたい(ヤリもく)
・ガチ本命のいいね
同じ「いいね」でも色々あります
いいね数で高飛車になると同じことが起きます
あなたの評価は「いいね数」ではなく、今目の前の男がどう思うかです
例で女性としましたが、男女ともに現実で残ってる事実をまず受け入れましょう(辛辣)

結局、自分がどう思おうが、現実で起きていることが全て

BランクはBらしく、CランクはCらしく振る舞えと言いたい訳じゃなくて
「自己評価」なんかしなくても、自分の評価は勝手に他人がしてくれるし、変動する他人の評価に振り回されるより
「自分がどうありたいか」の方が何億倍も大切だと思うんです

美容施術を否定してる訳じゃなく
「自分はあくまで自分」と思わないと危ないなと
美容は「周りと比較して」の意識が強いなと
美容施術を受けた経験からの感想です


美容施術はモチベ上がるし、それで自信を持てる人もいると思います
それで生活が変わり、人生も変えられる可能性もあると思います
僕も自信を持てるようになった部分もあるし、自分磨きするきっかけにもなりました。
お金に余裕があるなら、僕もある程度は賛成です(整形を除く)


ただ、僕がどれだけ施術してもキムタクにはなれないし
思ったより周りの反応は薄いし、評価も変わりません


店の外見が良くなっても、味が美味しくないと人は来ませんし
逆に店の外見が普通でも、味が良ければ人は集まるって話です


キムタクになるよりも
「自分は自分の顔で生きていくんだ」
と、自分を受け入れる方が大切な気がしました

何事も「自己評価」した途端に、世間と軋轢が生まれて
良い結果になることは少ないように感じる
自分は自分のやりたいことをして
評価は世間に任せておけば良い
それが自己評価に繋がると思った話です

書きながら「何書いてんだろ」って思いました
書き終わって「何書いてんだろ」って思いました

肌綺麗になった。
嬉しい。