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日本株&ドル円 投機、なぜ共振?

先日までの日本株の暴落や急激な円高は「投機の巻き戻し」との見方が増えています。

そして、日本株と円相場は、それぞれ独立しているのではなく、相互に影響し、増幅しあうことがあります。

なぜ、こうした共振が起こるのでしょうか。

「円高は企業業績に逆風なので株安に」「円高になると、海外投資家がドルでみて日本株が割高に映る」といった面があります。

ただ、投機筋の動きという観点で、違うアングルからの捉え方も大切だと思います。手短にそのポイントを解説しますね。

◆「投機の円売り」と「日経平均」

まずは昨日も紹介した円売り投機が急減したチャートです。

この「投機の円売り」データを2001年~で、日経平均とあわせてみると下記のようになります。

㊤の棒グラフは投機筋の「円の売越額」。上にいくほど「円売り」がたまっています。(このデータについては👇昨日の記事もご覧ください)

㊦の折れ線は日経平均。過去に「円売り」がたまっていた局面(緑のところ)をみると、日本株がそれまで大きく上昇し、当時の高値圏にあったことがわかります。

逆に日経平均が低迷しているときは「円買い」がたまっていますね。

この相関性をひもといていきましょう。

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