見出し画像

NVIDIA株急落 反トラスト法(独占禁止)巡る報道

きょうは日経平均が大幅安です。午前終値は1280円安(3.3%安)の37405円

前日の米株安が主因ですが、売りに拍車をかけたのがNVIDIAを巡るニュースです。

Bloombergが日本時間4日早朝、「米司法省は半導体大手エヌビディアが反トラスト法(独占禁止法)に違反した証拠を求め、同社や他の企業に文書提出命令状を送付した」と報じました。

NVIDIA株は3日、時間外取引も含むと11.7%安。年初来のチャートはこんな感じになっています。

いまやマーケットで最も注目される銘柄、NVIDIAを巡る不穏な報道。取り急ぎ、報道の要点と、おさえておきたい視点をコンパクトにまとめます。

◆ どういう報道?

Bloombergによれば、司法省がNVIDIAに送付しているのは「情報提供を義務付ける法的拘束力のある要請書」です。「正式な法的手続きに一歩近づいた」(Bloomberg)といいます。

NVIDIAは圧倒的なシェアによる優越的な地位を利用し、顧客が他社の半導体に切り替えるのを難しくさせているのではないか、という可能性が浮上しているようです。

◆ 違反の可能性は?

ここから先は

1,042字 / 1画像

ベーシックプラン

¥500 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?