逆イールドとは(そもそも経済 #13)
金融市場で「逆イールド」という言葉がよく使われるようになっています。「景気後退の予兆」とされ、いまそのシグナルが歴史的な強さで灯っている状況です。
そもそも「逆イールド」はなぜ景気後退の予兆なのか。そして、いまはどういう状況か――。半年ほど前にもnoteで解説したのですが、最近会員になられた方も多いので、最近の情勢も十分に踏まえて、もう一度解説します。前に読んだ方にも満足いただけるよう、いまならではの観点で全体を書き直しています。
まず、この1年あまりの米2年債と米10年債のチャートです。
2年債の上昇の勢いが強くなっています。2年債が10年債を上回るのが逆イールド。その差がどんどん開いています。
◆ そもそも…
2年債と10年債の特徴をざっくりいうと、こんな感じです。
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