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答えのない答えを見つける極意_デザインから晩のおかずまで2

こんにちは。
照明器具メーカーでライティングデザインを生業にしおりますgotoと申します。
年間200件ほどデザインをこなしています。
照明の事を考えるのは超めんどくさいので、私たちにぶん投げてくださいの精神の持ち主。


前回の記事で抽象⇔具象の思考サイクルが、アイデア出しあるいは
「何かを決める」という行為の優秀なツールであると紹介しました。

「抽象⇔具象思考」はチート なんだけど…

あらかじめ定められた事や行為をこなす。
いわゆるルーティンワークは、既にあるもの、分かり切っているものを再現するには大変有効な手段です。

しかしながらその再現性の高さと容易さのため、差別化が困難です。
自分のような凡夫は隅に追いやられ、朽ち果てるのは必至…

その打開策として抽象⇔具象思考の利用を自分は強く薦めます。
が、大事な点があります。
「理想」
です。
「理想」→夢を語る勇気
と、言い換えることもできます。
「理想」とは、あんなこといいなできたらいいな、です。
ここでついつい「こんな突飛なことを言ったら笑われるかも」と尻込みしがちです。

その「尻込み」をなくすにはどうすればいいのか?
そこで必要になるのは知識です。
抽象(理想、目標)を打ち立てた瞬間に、必要な知識が見えてきます。
正確には「自身に欠けている知識」です。

「誰でも野村監督」(ドラ◯もん風

知識を用いた、というと故野村監督がその代表でしょう。
某球団が豊富な資金力で優秀な選手を揃えれば、他の球団の戦力は相対的に低下し、引き立て役Bな存在にしかなれません。
そこで「例え弱くても強者を倒すチームになる!」という理想を打ち立てたのでしょう。
「そんなの無理でしょw」と笑われるのを覚悟して。

名将野村監督を例に上げるのは不遜ですが

「抽象」が定まると勝手に知識が集まる!


いったいどれだけ勉強に時間を割いたのか…

野村監督がSWOT分析を多用したことは有名です。
「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」
最も驚くべきは、野村監督自身、統計学や経営学の素地は無く、独学でそれらを学び、身につけたことです。

「弱くても勝ってやる」
という理想(抽象)が、何を学べば良いか(具象)を自然と導いたのです。
抽象⇔具象トレーニングの便利さは、ドラえ◯んの道具のようですね。

「分かっていても本を読めない」という人へ

特に目標も無く、好きでも無い読書をするのは苦行です。
仕事のストレスを飲酒や動画のリールを見ることで発散する。
致し方ない事です。

もし、今の状況を打破したい。
自分を変えたい。環境を変えたい。
でも何から手を付ければ分からない。
そんな方こそ「抽象⇔具象トレーニング」に取り組んでください。
そして自分が何をしたいのか?をじっくり問うてみてください。

コレだ!という理想、目標が固まれば必要な知識が何か分かります。
また、自然と必要な情報が目につくようになります。
これをカラーバス効果と言います。

脳を騙して苦手な事を習慣化させろ!

また行動目標の立て方も注意点があります。
それは、いきなり高いハードルにしない、という事です。
出来るだけ、低いクリア条件を設けるのです。
一日5分でもいいのです。
脳はナマケモノです。
新しい事を始めるなんて余計なエネルギーを消費してしまいます。
そんな脳に逆らうのは得策ではありません。
ちょっとずつ、バレないように始めるのです。

↓オススメ(メタボからマッチョメンに変身した方の著作)

なんだよ、結局勉強が必要なのかよ…
とぼやく方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、才能の無い凡人の唯一の武器は努力なのです。
コツはいかに「根性に頼らないか」なのです。
頼るとしたら、先人の知であります。


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