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【佐渡市】新型コロナのワクチン体制について
令和3年1月19日に、所属する議会委員会審査の中で、佐渡市におけるワクチン体制についての説明がありました。
国の方で詳細事項がまだ決まっていないため、飽くまで現段階における概要までとの話でした。以下に、簡単にまとめたので、ご参考までにと思います。
1.ワクチン接種の優先順位について
こちらの表は、令和2年12月18日に厚労省が自治体向けに説明した資料から抜粋したものです。国としては以下のような優先順位でワクチン接種を実施する計画となっています。
①医療従事者向け先行接種(国の研究機関が指定する医療機関のみ)
②医療従事者向け優先接種 ※佐渡市はここに該当
③高齢者向け優先接種(65歳以上)
④その他基礎疾患のある方を優先
佐渡市の令和3年1月臨時議会で、予算計上されたのは、上記の②と③についてのみを先行した形で予算措置することになりました。また、対象者数は以下の通りです。
②医療従事者向け優先接種:1,600人
③高齢者向け優先接種 :23,000人
※ワクチン接種体制確保事業:135,350 千円
なお、高齢者の優先接種については、4月上旬を目途に体制を整える計画にあります。
2.スケジュールについて
市町村における大まかな準備スケジュールは以下表の通りです。ワクチンを接種するのに必要な接種券(クーポン券)が配布されることになっておりますが、高齢者への配布は3月上旬に計画されております。
※佐渡市も、電話相談窓口を設置するよう準備を進めております。
3.接種体制について
ワクチン接種における市の役割は以下の通りです。
・医療機関との委託契約、接種費用の支払い
・住民への接種勧奨、個別通知(予診票、クーポン券)
・接種手続等に関する一般相談対応
・健康被害救済の申請受付、給付
・集団的な接種を行う場合の会場確保等
ワクチン接種の初期段階は医療機関での個別接種を行う予定にありますが、集団接種についても対応できるよう準備を進めております。
4.Q&Aについて
Q1.ワクチンを保管するための超低温冷凍庫は佐渡市にあるのですか?
A.国から4台、県から1台を割り当てられる計画となっています。ディープフリーザー(超低温冷凍庫)の設置場所は以下の通りです。
・佐渡総合病院
・両津病院
・相川病院
・南佐渡地域医療センター(羽茂病院)
・市役所本庁
Q2.ワクチンは2回打つ必要がありますか?
A.その通りです。1回目の接種から3週間の期間をあけてから、2回目を接種するのが良いとされています。
Q3.自己負担は発生しますか?
A.自己負担はありません。
Q4.ワクチン接種による健康被害はどのように対応されますか?
A.健康被害に対しては、高水準の健康被害救済制度が適用されます。市が「申請・給付」の役割を担い、費用負担は国が持ちます。
Q5.ワクチンはどのメーカーのものを使用しますか?
A.モデルナ社(アメリカ)、アストラゼネカ社(イギリス)、ファイザー社(アメリカ)の3社を予定しています。