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2024年の個人的棚おろし② おれ、小説をかいてみて恥もかく

前回、今年やりたかったこと3つの棚卸しということで、まずはnoteについて書いてみた。で、今日は、今年やりたかったこと2つめの「お話づくり」についての顛末。これについては以前にも書きました。(おはなしを創ってみたかった

なんというか、小説を書いている方というのは、ここnoteにも本当にいっぱいいらして、これについて書くのは腰が引けてしまう。「お話づくり」なんて言葉で逃げているのもそのためです笑。いやほんとガチの方々は笑ってお見逃しいただきたい。

いつからか頭の片隅に巣くっていた妄想を、とにかく外に出してしまおうと思い立って、書き始めてはみたけれど、結果はどうにもゆるゆるのがばがばでこりゃダメだなあと何度か放り出しかけました。

いやほんと、私のようにぼんやりと雰囲気でしかモノごとを考えないヤツには、なかなかできるもんではない行為なのがよくわかりました。

でもここで止めてしまえば、「いつか・なにか・書いてみたいな~」というちょっと情けない願望を、たぶんこれからもいつまでも引きずることになります。下手するとおじいちゃんになってもそんなことを考えているかもしれない。なにもしないままで。はぁ、それはやっぱヤだな。

息の根を止める必要があるのです。

で、どうにかこうにか1作目を完結まで書いたもののやっぱり全編通してゆるゆるのがばがば。迷いつつカクヨムにアップし、恥ずかしさのあまり一度は公開停止にしたけれど、また思い直して公開し直したりもして。

当初から3つ書いたらそれでおしまいにしようと決めていたので、とにかく2作目に手をつけて、こちらもどうにか完結まで持っていきました。なんだか成長など何もなく、ゆるゆるのがばがばに拍車がかかった気がするけど。

そんなクオリティなので、数字やら評価やらはお察しです。それなりに凹みますが、そんなもんだよな、なんてへらへらするようにしています。

自分のしょうもない願望にとどめを刺したい一心で、なんだかネガティブな投稿になってしまっていますね。

けれど、やってみて良かったな、と思っていることもあります。

書いてみた作品自体は現実離れしたものですが、登場人物にはいずれもモデルがいて、エピソードも実際の体験を基にしている部分があります。

それが妄想したり、実際に文字にしたりしているうちに、元の人物とは個性が変わってきたり、ときには何人かが統合されたりしながら、次第に変容していくのを感じました。

みんなが実在のモデルから離陸して、自分のアタマの中からも立ち去っていく感じ。

それの一体なにがそんなにうれしかったのやら、自分ではどうもうまく説明できないのですが、これはなんだか妙に楽しい体験でした。

妄想ばかりして書き出せなかった頃から長らく一緒にいたみんなが、もうアタマの中からいなくなってしまったのは少し寂しくもあるのですが、外に出してあげられて良かったな、と思います。

もっと上手なお話にしてあげたかったけれど。

というわけで、作品の出来はさておき「お話をつくってみたい」という今年の目標は一応、達成できました。才能も伸びしろも引き出しもないことが自分で自分にバレてしまった1年でもありましたが、決めている通り3作目まではやるつもりでいま準備しています。

春までには公開して「いつか・なにか・書いてみたいな~」をおしまいにできるかな――。

カクヨムや小説家になろうは私には賑やか過ぎる(苦笑)みたいなので、今はNOBEL DAYSにひっそり作品を置いています。


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