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昭和のクルマと風景(その1)

ご無沙汰しております
今回から少々趣向を変えて昔乗っていた車と走った場所の風景を
第1弾は「セリカカムリ2000GT」編

鬼押ハイウェー 六里ヶ原駐車場

セリカカムリ2000GT(1981年型)
3年落ち中古を115万円で購入しました
「セリカカムリ?カムリでしょ」と思われる方がほとんどかと思いますが、カムリは元々セリカの4ドアバージョンとしてデビューしていて、初代のみ「セリカカムリ」を名乗っていました

リアに 「CELICA CAMRY」と「2.0GT」のエンブレム

2000GTの搭載エンジンはセリカと同じDOHC 8Vの18R-GEU
最大出力135ps(グロス)、最大トルク17.5kg・m で、当時のノンターボの2リッターカーとしては最強の部類だったと思います
とにかく速かったですねー
ステアリングはノンパワーで重かったですが、走っている時は関係ないし…
とは言っても、同じプラットフォームではカリーナがすでに「足のいいやつ」でメジャーだったこともあってか、セリカカムリは2年ほどで姿を消しました
2000GTは特に需要がなかったらしくて台数も少なく、中でも赤は特に希少車だったそうです
まあ見た目が地味なのでスポーティ4ドアが欲しければカリーナ買いますよね…

この車でのいちばんの思い出は林道巡りです
この頃の車は最低地上高が今のSUV並みにあったので、未舗装路もなんのその

高峰・湯の丸林道
高峰・湯の丸林道遠景

高峰・湯の丸林道は路面の凹凸も少なく、道幅もあるので現在の車でも問題なく走行可能です

中津川林道
左の崖の辺りが道路 右奥の山は両神山(日本百名山)
中津川林道
長野・埼玉県境の三国峠から埼玉側に少し下った辺り
三国峠

中津川林道は埼玉県から直接長野県に抜ける唯一の車道です
長野県側は舗装路ですが、埼玉県側は未舗装で路面状況も悪く道幅が狭い上にガードレールもないというハードな林道です
現在は埼玉県側が災害のため通行止めが続いています
三国峠付近も写真では開けた明るい雰囲気ですが、今は草木に深く覆われて見る影もないようです
長野県側の舗装路もかなり荒れている模様で、このまま廃道になりそう…

あと、写真はありませんが、川上牧ヶ丘林道はすごい道でした
長野県川上村から大弛峠を越えて山梨県に抜ける林道です
大弛峠は標高2,365m、車道の峠としては日本最高地点になります
山梨県側は現在は舗装路、走行時は未舗装でしたが滑らかで走りやすかったのを覚えています
当時は長野側から上って山梨側に下ったのですが、長野側の道がそれは酷いもので、もし逆ルートだったら間違いなく長野側で遭難していたと思います
一部の場所はもう道というより川床かというくらいで大きな岩も多く、少し油断すればタイヤがお釈迦になるような状態でした
大弛峠にたどり着いた時に、峠で休憩していた登山者の方々が驚きの表情でこちらを見ていたのが忘れられません(指さしてる人もいました^^;)
SUVでもない普通の乗用車が長野側から来るとは思いもしなかったのでしょうね

ちなみにこの時は前掲の中津川林道経由で大弛峠越えだったので、翌日あたりまで両手に振動が残ってしまいました

セリカカムリとは3年の付き合いでしたが、林道以外にも走った場所がほとんど初見地だったこともあって、とても印象深い車です

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