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【中学英語】現在完了形③

今回は経験用法について学びます。

【1】現在完了形(経験用法)

現在完了形は過去のある時期から現在につながる時につかう時制でしたよね。

前回学習した継続用法は「その期間ずっとしている」ことを表しました。

今回学習する経験用法は「その期間に経験したことがある」ことを表します。

I have seen this movie before.

映画をずっと見ていることなんてないですよね。

つまり見たことがある、という表現になりますよね。

経験用法では回数を表す語句や頻度を表す副詞、beforeなどが使われます。


◉回数を表す語句
 once    1回
 twice   2回
 three times     3回
 many times    何回も

◉頻度を表す副詞(頻度の高い順)
 always            いつも
 usually            たいてい
 often              よく
 sometimes      ときどき
 never              一度もない


ここで頻度を表す副詞の復習です。

頻度を表す副詞は文のどこに置くかが決まっています。
①一般動詞の文:一般動詞の直前
②be動詞の文:be動詞の直後
③助動詞の文:助動詞の直後


ここでちょっと先取りを兼ねたお話をします。
※次回内容は完了用法(~したところだ)です

「行ったことがある」はどう表現するでしょうか。

日本語で考えると行く=goだから「have gone to」となりそうですね。

しかし英語では「その場にいたことがある」と考えるのでhave been toとなります。

じゃあ違いは何なんでしょうか。

She has been to U.K.
彼女はイギリスに行ったことがある
(だから今はここにいる⇒経験)
She has gone to U.K.
彼女はイギリスに行ってしまった
(だから今はここにいない⇒完了)

しかしhave gone toはアメリカ英語では経験の意味を表しますしhave been toにも
「行ってきたところだ」という完了の意味があります。

なので、区別をしっかりとつけておきましょう。

【2】現在完了形(経験用法)の疑問文

まずは日本語で考えてみましょう。

丁寧な日本語ですと「(これまでに・今までに)~したことがありますか」となります。

継続用法と違って『今までに』がついています。

ですので、英文にもその言葉が必要になります。

その言葉はeverです。

everは「(疑問文で)今までに」という意味を表す頻度を表す副詞です。

では、このeverは文のどこに置けばいいのか…

すでにヒントは散りばめられています!
(お気づきでない方はよ~く読んでね)

現在完了の文⇒haveは助動詞扱い
助動詞の文⇒助動詞の直後に置く

答えは、「Have[Has]+主語+ever+過去分詞」の語順になります。

回数や頻度をたずねる場合は「How many times ~ ?」「How often ~ ?」を使います。

◆【3】現在完了形(経験用法)の否定文

まずは日本語で考えてみましょう。

丁寧な日本語ですと「(一度も)~したことがない」となります。

継続用法と違って『一度も』がついています。

ですので、英文にもその言葉が必要になります。

その言葉はneverです。

neverは「一度も~ない」という意味を表す頻度を表す副詞です。

では、このneverは文のどこに置けばいいのか…

おっと、デジャブですね。

語順は「主語+have[has]+never+過去分詞」となります。

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