見出し画像

【中学英語】不定詞②

今回も不定詞について学びます。

【1】不定詞の名詞的用法と動名詞

前回不定詞について学習しました。

不定詞の名詞的用法も動名詞もどちらも「~すること」でした。

同じ訳し方をしますが、英語では使われ方が違ってきます。


①主語になるとき
これはどちらを使っても構いません。

前回少し触れましたが英文は頭でっかちが嫌いなので、長い場合は不定詞→形式主語の形に書いた方が自然になります。


②補語になるとき
これはどちらを使っても構いません。


③目的語になるとき
ここが一番のポイントです。

目的語をとる動詞によって変わります。

まず、それぞれのイメージの話をしますね。
 不定詞:未来志向(これからすること)
 動名詞:過去志向(実際にしたこと)
これを押さえておいてください。

★目的語に不定詞をとる動詞
want 「~したい」
hope 「~することを望む」
decide 「~することを決める」
wish 「~することを願う」

~の部分の動作はまだしていないと話がおかしいですよね。
(すでにしているのに「~したい」は変!)

これらの動詞は未来志向なので、目的語に不定詞をとります。


★目的語に動名詞をとる動詞
enjoy 「~することを楽しむ」
finish 「することを終える」
stop 「~するのをやめる」

~の部分の動作はすでにしていないと話がおかしいですよね。
(まだやっていないのに「やめる」は変!)

これらの動詞は過去志向なので、目的語に動名詞をとります。

この時間的イメージを身につけてくださいね。


★不定詞と動名詞で意味が変わるもの
remember doing 「~したことを覚えている」
remember to do 「~することを覚えておく、忘れずに~する」

forget doing 「~したことを忘れる」
forget to do 「~することを忘れる」

try doing 「試しに~してみる」
try to do 「~しようとする」

不定詞・動名詞のイメージが掴めていれば訳の違いがわかるかと思います。

【2】疑問詞の確認

疑問詞というと疑問文を思い浮かべますが、そのイメージは捨ててください。

間接疑問文で学習しますが、コレ疑問文だけではないんですよね。

疑問詞は疑問文で使うものではなく「特定できない」「具体的に分からない」時に使います。

ですので、以下のように修正しておいてください。
◉What 何?→物・事柄
◉Who 誰?→人
◉When いつ?→時
◉Where どこ?→場所
◉Why なぜ?→理由
◉How どうやって?→方法・手段、様子・状態
◉How many いくつ?→数
◉How much どれくらい?→量
◉How often どのくらい?→頻度
◉How long どれくらい?→(時間・物の)長さ

【3】疑問詞+不定詞

結論から言えば動詞の目的語になって「疑問詞の意味+~すべきか」と訳すのが普通です。

what to do 「何を~すべきか」
when to do 「いつ~すべきか」
where to do 「どこで(へ)~すべきか」
which to do 「どちら(どれ)を~すべきか」
how to do 「~する方法」

I know how to cook tempura.
I don’t know what to say.


これは間接疑問文の話になりますが、英語の話し手は「自分の分からないことを相手に分かってほしい」という心理が働きます。

ですので、まずは疑問詞を使って「特定できない」「具体的に分からない」ものが何なのかを伝えます。

その後、「どういう~」なのかを伝える傾向にあります。

I know how …
⇒私が知っているのは手段・方法です
I know how to cook tempura.
⇒その方法は天ぷらを料理することです。

I don’t know what …
⇒私が分からないのは物・事柄です
I don’t know what to say.
⇒その事柄は言うべき事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?