【中学英語】不定詞③
前回は疑問詞と不定詞について学習しました。
<不定詞と動名詞>
動詞の目的語になる時はその動詞が未来志向なのか過去志向なのかで、不定詞をとるか動名詞をとるかになります。
不定詞:未来志向(これからすること)
動名詞:過去志向(実際にしたこと)
<疑問詞>
疑問文だけで使うのではなく、「特定できない」「具体的に分からない」時に使います。
ですので、疑問文以外にも使われます。
<疑問詞+不定詞>
動詞の目的語になって「疑問詞の意味+~すべきか」という意味になります。
今回は不定詞と形式主語について学びます。
今日も張り切って頑張っていきましょう(`・ω・´)ゞ
【1】It is ... to ~. の文
不定詞の名詞的用法では、不定詞が分の主語になることができました。
To prepare for disasters is necessary.
しかし、英文としてはちょっと不自然です。
英文の語順として
●旧情報→新情報
●短い語句→長い語句
が好まれる傾向にあります。
ですので、上の例文は主語が長いから、どうしても英文の語順に馴染みません。
なので、主語の不定詞を文の後ろに配置します。
is necessary to prepare for disasters.
しかしこれですと英文の基本ルールである「主語+述語動詞」が守られていません。
日本語と違って英文は必ず主語が必要になります。
そこで形式的にItを主語にします。
It is necessary to prepare for disasters.
このItを形式主語といい、Itは文末の不定詞の内容を指します。
【2】不定詞の意味上の主語
以前お話したことがありますが不定詞は準動詞です。
英文は1文に1動詞なので、2個目の動詞が必要な場合は形を変えなくてはなりません。
それが準動詞でした。
しかし、もともとは動詞なので主語や目的語などを伴うこともあります。
不定詞に使われている動詞の動作の主体を、不定詞の意味上の主語といいます。
しかし、突然名詞や代名詞の主格が文に加わると文の主語が何なのか分からなくなってしまいます。
そこで不定詞の意味上の主語は不定詞の前に「for+名詞・代名詞の目的格」を置きます。
【1】の例文を使うとprepareするのが日本人なら
It is necessary for Japanese to prepare for disasters.
となり、
prepareするのが彼らなら
It is necessary for them to prepare for disasters.
となります。
<発展>
It is+形容詞+不定詞の構文で形容詞が人の性質や人柄、能力などを表すときには、forではなくofが使われることが多いです。
It was kind of you to help me.
【3】疑問文・否定文
疑問文・否定文は動詞の種類によって決まりました。
今回の構文の動詞はbe動詞になりますので疑問文・否定文はbe動詞のルールに従います。