Around The Planet Folks (1)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新しいアルバム『プラネットフォークス』は、聴いてもらえれば分かる通り、いろいろなミュージシャンと共に作り上げたアルバムです。このマガジンでは参加してくれたミュージシャンを取り上げながら、アルバムの背景に広がる様々な音楽について紹介していきます。
ROTH BART BARON
You To Youでは三船君がボーカルで参加してくれました。荘厳なクワイアのアレンジは三船君によるものです。
ベースの山ちゃんがメンバーと作り上げたデモに新しいメロディと歌詞を乗せたとき、ふっと三船君の声が浮かびました。三船君と僕の声がサビのパートで絡み合うところがありありと想像できた。直ぐに簡単なメールを三船君に送って、「一緒に歌ってほしい曲がある」と伝えました。
彼がハーモニーを足して送り返してくれた音源を聴いたときは感動で震えました。間違いないと確信しました。その後、僕たちは横浜で三船君以外のパートを録音して、ベルリンに滞在していた三船君に続きの作業をお願いしました。三船君のハーモニーはベルリンのハンザスタジオでの録音です。
ROTH BART BARONのことを知ったのは1stアルバム『ロットバルトバロンの氷河期』でした。大阪のFLAKE RECORDSで僕宛のサンプル盤をもらったと記憶しています。次の『ATOM』ではLPを買って、すっかりファンになりました。岡田拓郎君を介して実際に三船君に会って、そこからは機材や音楽の話をよくする仲間のひとりです。
4月9日には国際フォーラムでROTH BART BARONのライブがあるので、時間がある人は是非。音楽のサイズから言っても、国際フォーラムの音響と奥行きが彼らの音楽にばっちりハマることは間違いないと思います(なんとか都合をつけて観に行きたい…)。詳しくは下記のリンクからチェックしてみてください。
それから、このマガジンと連動したプレイリストを作りました。こちらも楽しんでくれたら嬉しいです。