こんにちは 2022年
あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろあって、自分の足元を見つめ直す一年になりました。心配や応援をしてくれた人、どうもありがとうございます。失敗ばかりですが、姿勢を正しながら信念を曲げず、傷だらけの魂や精神の芯を折らずに自分のすべきことと向き合えているのは、共に歩む仲間や音楽を介して巡り合った多くの方のおかげだと思っています。もちろん、この文章を読んでくれているあなたも含めて。
2022年の抱負を。
まずはASIAN KUNG-FU GENERATIONの新しいアルバムが完成間近なので、その作業に集中すること。春にはリリースできるように相談しています。
そして、『サーフブンガクカマクラ』の完全版の制作。2曲は昨年のうちに録音を終えていて、残り4曲についてもソングライティングは終わっています。あとは録音するのみ。個人的には、2008年の『サーフ〜』と合わせて完全版の2枚組LPを作りたいと思っています。CDの仕様については、レーベルと相談かな。楽しみにしていてください。
主宰しているレーベル「only in dreams」では、今年から新しい仲間を募集する予定です。これまでは緩やかな繋がりのなかで出会う人たちと音楽を作ってきましたが、新しい出会いを求めて漕ぎ出そうとスタッフたちと話し合いました。募集が始まったら、改めて告知しますね。
ソロの活動は人生そのものなので、できるときにやりたいことをコツコツと続けて行けたら、それだけで幸せです。
個人の目標としては、今年は楽曲のミックスを含めたプロデュースの仕事を増やしたいなと思っています。こればっかりは「あいつに仕事を頼みたい」と思われないといけないのですが、ここ10年は着実に準備を重ねてきたので、縁のあるところから始められたら、と。基本的にはインディーズのサポート的な役回りが自分の性分には合っていて、予算のない現場、機会や機材に恵まれない人たちの助けになれば本望です。連絡先は公開していないのですが、知り合いを3〜5人くらい辿れば、何らかの方法で連絡はつくと思うので、相談してください。
人々の尖ったところばかりが露出して、自分も先鋭化する何かの一部になったような気持ちもあって、重苦しいムードにずっと包まれていると感じています。そうしたムードに抗って、別の出口を見つけるように、朗らかに、健やかに、書いたり歌ったりして行きたいなと、正月の丸餅を眺めながら決意しています。
ひとまず、どこかのコンサート会場(あるいは配信画面の先、またはイヤフォンの振動で)で再会しましょう。
2022年元旦。
Photo by Tetsuya Yamakawa