男だとバレたくない女
スナックには色々な方がいらっしゃる
ドアチャイムがなってお客様がお店の中に入った途端にその背負っている、なんて言うのかな…、何かが俺の眉間の間と頭頂部にモアモアした感覚が伝わって来るのだ。
出会いは暑い夏の夜のことだったと記憶している。
少し体が大きめで、スラリとした50代後半のキャリアウーマン風の女性が入ってきた。カウンターにチョコンと座って少し酔っているのか、気さくにお話をはじめた。
悪い人ではないということは直感でわかる。しかし、何か隠しているのが伝わってくるが、どこ