松本次郎がブルーアーカイブみたいな漫画を描いていて怖い

センリツって他人のトイレの音とか鮮明に聞こえてそうで不憫（挨拶）

さて、結構前にKindleの漫画が400冊を超えた。
何の節目か分からんが漫画の話をしたい。

一度「女子攻兵」で記事を書いた松本次郎氏が何やらまたJK漫画を描いているので今回はこちらを紹介します。
その名も「ビューティフルプレイス」

やってるわ。
第１巻表紙にこんなに堂々と全身入れ墨武装JKを仁王立ちで描くな。
全然浸透したジャンルじゃあないぞ。

さて、この漫画の内容としては、
内戦下の日本を舞台にテイ活（艇身活動：激戦区における救助、警備、捜査を含めた治安維持活動の総称）をして単位を稼げ！これぞ令和最新版のJK！
といったところだ。
日本の治安がコロンビア級なのはこの漫画家の恒例なので、つまりこの漫画の情報開示は現状殆ど無いようなもん。

細かい情勢なんかは後回しでつかみから入っていく構成は勿論好きだけど、松本次郎が極めて正気のままイカれた漫画描いてるのが理解って逆に怖いんだよな。

今回はこの漫画及び松本次郎が超怖いって話をしていく。

・JK大好き漫画家の割にJKへの解像度が低い。

まずこれに尽きる。
とにかく野蛮だ。学校側（全女連というらしい）と野良JK（クランと称する不良グループを形成した連中）の対立が多く描かれるがとにかく登場人物が全体的に下品で暴力的すぎる。

狂った配信の企画をするな

好きな体位を手話で尋ねるな

コンクリートブロックで後頭部をいくな

陰毛を見せろと詰め寄るな

メシのお供にアマプラみたいな感覚で生死に関わる拷問をするな

しかもコイツら内輪のルールに対してはやたら真面目だ。
ステゴロ上等のくせに変なところ乙女だし。

聞いたこともない校則を遵守してるし。

他校と単位の奪い合いにならないような線引きもしている。

ちょっと２巻分をかいつまんだだけでこの有様だ。
全ての時代を見渡してもこんな女子高生はいない。

そりゃ俺たちオタクも「いないＪＫ」が好きだよ。
隣に住んでる幼馴染だったり、乳や尻が化け物みたいにデカかったり、オタクに優しかったり、隣の席からからかってきたり、都合よく解釈したJKに発情してるよ。でもそれは「いて欲しい」JKなんだよ。

過去作「女子攻兵」はまだ理解できた。
女子高生の形をした巨大ロボを懲役おじさん達が操縦しているから見た目は女の子だけど言動が野蛮。一応理屈はわかる。
しかしビューティフルプレイスは特定の「ナントカ属性のキャラ」を描いてるのではなく「JKは蛮族」を前提としているから怖いだけなんだよ。

松本次郎氏が何を考えてるのかは分からないし、例え知る術があったとしてもそれはブラックボックスなので常人が触れていい領域ではない。
しかし過去作品で広げた風呂敷を綺麗に畳んできた実績があるので「とりあえず泳がせてみるか…」という姿勢になってしまっている。

・ブルーアーカイブと共通点が多い

最初にスマン。
ブルーアーカイブやってないです。一応今回の記事のため少し触ったけどあまり馴染めなかった。
元カノと同じ名前のキャラが2人もいるの嫌なんだよな。

ただなんかTwitterで流れてくるブルアカの情報がやたらビューティフルプレイスと一致する。
もしかして上記二つのタイトルはアナグラムなのかと思ったがｋやｔで頓挫した。

まず、JKがみんな銃を持っている。

警察がやった方がいいような治安維持活動をしている。

物々しい部活を放課後にやってる。

不良JKがいて武装している。

撃たれた時の反応が「イテっ」レベル。

気のせいだと思いたい。
俺は「考察」の方じゃないんで具材の類似点を並べて「肉じゃがの先祖はカレー！」みたいな妄言を自信満々にネットに投稿するような真似はしない。
というよりもこれは両者のためにも別物だと言い切った方が平和だ。

似てるけど違う。偶然偶然。

先生はいるけど金髪マッチョの彼氏持ちオカマだし、巨乳は一人もいないし、全員刺青してるし。JK同士のCQCで20Pも尺あるし。
何より透き通るような世界観じゃない。

という訳で、今のところただ面白くて怖いだけの「ビューティフルプレイス」全然おすすめできないので読んでみてください。