回文集「くるくる・えぶりでい」1/13
きょう1月13日は、「咸臨丸出航記念日」です。1860(万延元)年のこの日、江戸幕府の軍艦・咸臨丸が、勝海舟、福沢諭吉、中浜万次郎らの遣米使節を乗せて品川沖を出発。翌月の25日にサンフランシスコに到着しました。日米修好通商条約の批准が目的でしたが、初の日本人による正式な太平洋横断航海となりました。それでは回文を。
日の本期待が波を切るや、
咸臨か。
やる気を皆が抱き、共の日。
[ひのもときたいがなみをきるや かんりんか やるきをみながいだき とものひ]
米国の躍進する国力を目の当たりにした勝海舟は、帰国後、横井小楠、西郷隆盛、坂本龍馬らに日本の新しい国づくりの必要性について語りました。咸臨丸は、幕末を維新へと動かす船となったのです。