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白い粉の恐怖
2014/9/14 記
チャゲ&ASKAのASKA氏は、保釈中から薬物依存離脱のための病院だか自助施設のグループワークに参加してるとか。
有名人だから社会に与えた影響が大きいせいか何かと話題にされてしまうよね。
まぁ、反省の意をアピールするにもいいことだ。裁判の印象を良くするために弁護士に勧められたのかな。そこまでせずとも執行猶予は間違いないけどね。
しかし彼が最も救われたのは、奥さんが離れて行かなかったことじゃないかな。このことは彼の復活には大きな力を発揮すると、ベテランの俺は思うわけだ。
病院といえば昔、甲府刑務所でのシャブ教に、民間の精神科の先生が来た時、こんな話をしていたよ。
「覚醒剤は、最終的に人間の怒りの部分だけを曝け出す薬です」
ホワイトボードの真ん中に横一本の線を引き、下が正常、上が異常。
正常な時薬を使用すると以上の方へ行き……と、マーカーで下から上にラインを引く。
そして薬を中止すると正常の方へ戻ってくる。今度はマーカーで上から下にラインを引いた。
そしてまた薬を使用して以上の方へ行っては中止すると正常に戻る。
これを繰り返すうち、ある日薬を中止しても正常に戻ってこれなくなる。
これが覚醒剤で壊れていくプロセスだという。
俺は聞いたよ。
「おかしくなるやつと、ならないやつがいるはずだ。俺は全くおかしくならない。先生、どういうやつがおかしくなってしまうんですか」
すると先生は言った。
「異常な状態から戻れなくなる特徴、原因は、ひとつに素質、そして性格、さらに遺伝によるものが大きいです。」
酒乱も遺伝するし、その気のある人は覚醒剤でも狂ってしまう素質を持っているらしい。
なおも先生は言った。
「その人が本当におかしいかどうか見極めるひとつに、私の医院に来る患者さんで、本人ひとりでやってきて、先生、私はおかしいでしょうかと聞いてくる人がいます。
こういう人はまだ自分を客観的に見ることのできる人なので心配はありませんね。
むしろ絶望的なのは、家族などの第三者に連れてこられる人。こういう人は決まって、俺はおかしくないと言います」
うん、確かにわかる気がするが、今思えばありやぁ、最初に、俺はおかしくならないと言い切った俺への、さて、本当ですかね。って当てつけだったのか?あの野郎。
まあしかし、他人に病院に連れて行かれる前には薬辞めないとな。
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PS
俺ってこんな顔。(写真)
そろそろ顔出しする時が来たようだ。少しづつ後公開していこうと思います。(笑)