ダルクがやってきた
2014/5/21 記
本日、作業中にシャブ教の4回目。ダルク北海道の指導員という2名がミーティングに参加した。
ダルクのシステムで疑問だったものをぶつけてみた。
費用はどのくらい掛かるのか、どのくらいの期間そこで生活するのか、卒業する基準は何なのか、覚醒剤をやめられない奴も中に入るんじゃないのか、どんな人間も受け入れているのか、ミーティングにどんな効果があるのか、仕事はしないでいいのか。
色々質問したけれど、その全てに何だか納得する答えを返してくれたよ。
シャブにどっぷり浸かってきた俺は少しダルクで体験生活するのもアリなのかなと思うようになった。
そして今日の話で1番なるほどと思ったのは、ダルクの指導員が、禁煙を始めて3ヶ月ほどすると、もう吸いたくて吸いたくて仕方がなく、とてもイライラした日々を送っていたらしい。
すると女房の掃除の仕方や、態度も気に入らなくなり、ぐずぐずと文句を言い出す。
食器を洗ってやっては値打ちをつけて、気に入らなくなると、最後にはもうタバコを吸ってやると、投げやりになってコンビニへ。
タバコを買って店先で一服するとあら不思議。さっきまで気に入らなかった全てのことがなぜか許せてしまう。
その時気がついたらしい。
「ああ、俺はタバコが吸いたいだけだったんだ」って。
これは大いに俺は理解できたよ。
そして今度ははっきりとした言葉で自分に言い聞かせることができる。
「欲求に負けてしまった理由を自分以外のものにするのはもうやめよう」
PS
覚醒剤にとどまらず、酒、タバコ、ギャンブルも、心の渇望と戦うのはそんなに簡単なことじゃないけどな。でも、人のせいにだけはしないことだ。自分で蒔いた種なんだから。
と、また言うのは簡単だ、かっこいいことだけな。