信用できなくなる薬
2014/11/3 記
連休最後なので昨日に引き続き、シャブから受けた教訓をもうひとつ。
やっぱり初心者で若かった頃、ヤクザになった友人夫婦がいた。
いつ遊びに行っても綺麗にしている気持ちのいい夫婦だったんだが、この友人は薬をやるとよれるんだね。
ある時遊びに行くと、カーテンを閉め切り、カーテン越しにずっと外をのぞいているだけで話にならない。
俺は薬でよれる奴がいるのをその時初めて知った。
出産したばかりの女房も困り顔だ。
やがてそいつは女房にも薬を教えた。
すると3人の生活はなぜか荒れ初め、時折用があって家に行くと部屋は散らかし放題のまま、以前の清潔さはなくなり、いつも夫婦は喧嘩しているようになってしまった。
どうしてかね。
ある時家に行くと、女房の方は大怪我していた。
木刀でしめられたという。
俺はびっくりして部屋に上がって奴を怒ったよ。
二度と女房には手を挙げないと約束させて部屋を後にした。
女房の方は俺の同級生だったし、このことで相談できて、奴に物を申せるのは俺しかいなかったんだろうな。
ある日女房の方から電話がかかってきて、又、暴力されたという。
俺はもっと怒って奴と電話で話した。
でもさ、薬やってるとそういう説教って無意味なんだよ。
覚醒剤で精神病院に来るベスト3は3位が
警察に見張られている。
2位が
誰かが自分を殺そうとねらっている。
そして1位は
女房が浮気している。
ということから事件に発展していると本に書いてあった通り、三度目に締められた理由は、
「お前後藤さんと何かあるのか」
だったと言う。
覚醒剤とはそういう薬なんだよ。
夫婦喧嘩は犬も食わない。
じゃ無いけれど、それ以来、男女の中には入り込まないように注意している。
もちろん薬とは無縁の人に対してもだ。
どんなに仲が良くても、男が留守の時に部屋に上がるなんてことはしないし、外で女と二人きりになるのも避けてるよ。
誤解を招くような真似は絶対にしないようにしている。
偉いって?
当たり前のことだよ。
でも、いるんだよな、そういうのを気にしない無神経な奴って。
PS
昨日、仕事で、モノマネ芸人のコンサート会場の案内係をやってきた。
舞台セット作りも手伝ったんだが、追っかけなんもいて、まさにスターだな。
俺が人を集めたのなんて、逮捕された時くらいだから。
比べる話じゃないか。(笑)