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生命のメッセージ展
2014年 2月28日
今日の教育的処遇日は講堂で「生命(いのち)のメッセージ展が開かれ、格工場ごとに30分の見学が許された。
前もって2週間前に、「ゼロからの風」という、事実を元にした映画を見た。
悪質な交通事故で、前途ある息子の生命を奪われた母親は、加害者が業務上過失致死という軽い刑罰しか受けない今の法律に疑問を抱く。
息子の死を無駄にせず、2度と同じ悲劇が起こらぬように、同じ悲しみを持つ家族を募り、協力し合って法改正運動に挑み続けてゆく。
署名運動は、やがて大きな身を結び、酒酔い運転などの悪質な事故の加害者には重刑を与える、危険運転致死罪などの新しい法律を国会で成立させるに至った。
それでもわが子を含む、無念に散った被害者たちの命は帰っては来ない。
残された人たちが、多くの人に生命の重さを知ってもらおう。交通事故や犯罪被害者の何の落ち度もなく命を奪われた人たちの人生を知ってもらおう。そしてこれらの悲惨な事故を無くすためのメッセージを広めていこうというのがこの「生命のメッセージ」展だ。
映画の中同様にセッティングされた講堂には、亡くなった方々の顔写真やプロフィール、遺品の靴などを等身大のパネルのもとに配置して見学してもらうというものだった。
ひとつひとつ見て思うのは、亡くなった本人はもちろん、残された家族悔しい気持ちは計り知れないものだということである。
慎重に慎重を重ねた結果の事故ならまだしも、すべてを軽く見て、反省の色さえ見せない加害者には、「人の命を奪ったんだ。お前の命で償えよ」と言いたくなる。
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同じ犯罪者の俺がいうセリフじゃないかも。