斜め45度の攻撃
2014/11/4 記
本日、今回の調査に至った経緯について取り調べがきたよ。
どういう経緯かやっぱり気になるかい?
大したことじゃ無いんだ。
あの日は昼の味噌ラーメンの配食が終わり、オヤジに検量を頼むところだった。
ところが副担は、その日に入ってきた新入と担当台で話をしていて、もう一人の交代の若いのは工場の奥、倉庫の前でなにやらやっていた。
双方手が塞がっていると思い、少々待つが終わる気配もなく、このままでは麺が伸びてしまう。
それでなくても汁を入れるタイミングにうるさいのだ。
副担は話をしていたが、奥のオヤジはあちこち「よし!」と許可を出している。
だから俺は食堂から出て、
「お願いします!」
と、声をあげた。
気がつけば手が空き次第来てくれるだろうといういつものパターンだ。
ところが声には反応するもののあたりを見回しているのでもう一度大きな声で
「お願いします!」
しかしこのオヤジ、キョロキョロするだけだ。
聞こえないのかと不思議に思っていると俺の隣で同囚が
「お願いします」
というと
「よし」
なんで反応してやがる。
なんだよ。俺は白衣着て、マスクして白い帽子までかぶって手を上げてるのに気が付かないわけないだろこの野郎と思って、ありったけの声で
「お願いします!」
3回目。
またしてもキョロキョロ。
ふう、頭に来るからもういいやと食堂に戻ると、新入と話を終えた副担が食堂へ入って来るや否や、
「お前か、今でけえ声だしたのは。聞こえてんだよ。衛生係なんだから空気読め。ここはモタ工じゃねえんだ」
と始まった。
その時この副担は相当な目つきで斜め45度の角度から抉り込むように俺を見るものだから参る。
この攻撃は「すいません」と、謝ることができなくなる攻撃だ。
挙げ句の果てに毎日毎日、
「許可は大きな声を出せ!ここは機械が動いてんだから聞こえない」
と、声が小さいと何度もやり直しさせてる男が
「わかったか!2度とでけえ声出すんじゃねえぞ」
と言い出したのだ。
この矛盾に納得いかないのと、斜め45度の攻撃が、俺の返す言葉を
「大きな声出すよ」
に変えてしまった。
そこでハイ、おしまい。
「俺のいうこと聞けないなら担当台行って待ってろ」となったわけです。
絶対におれ、間違ってないから。
PS
風邪ひいて2日寝込んでブログサボってしまった。
毎日更新するってのは大変だなあ。
(写真)
帯広のスイートポテト。これ最高だ。