ソフトはCLIP STUDIO EXです。まず下書きレイヤーに下絵を入れます。バイクはアタリ程度ですが、グリップとステップの位置は正確に取ります。キャラの手と足の位置がそこで決まるので、ポーズの基本になるからです。バイクのディテールを描き込んでいきます。モンキーのタイヤはブロックパターンで、まともに描くととても面倒なのでいかに手を掛けずらしく見せるかがポイントです。下書きレイヤーの上に作ったペン入れレイヤーに、Gペンで人物を入れていきます。次はバイクのペン入れ。この時、人物とは別のレイヤーにしておくと、修正が楽です。下書きを消してペン入れが終わった状態。アナログだと消しゴムかけたところですね。レイヤーというのは紙と違って透明なので、手前の人物の後ろに色を塗ったり背景を描くと透けてしまいます。これは背景にトーンをベタ貼りした状態。人物までかかっちゃってますね。そこで白い塗りつぶしレイヤーをつくり、人物とバイクの下に置きます。透けて欲しい所にツールで選択範囲を作り「透明色」で塗りつぶしたのがこの状態。バイクと人物が透けていませんね。大雑把に下塗りをします。境界線ごとに「バケツツール」で色を流し込んでいきます。ペン入れしたレイヤーは常に一番上に置いてください。バイクの見えにくい細部などは思い切ってベタにした方が重量感が出ていい感じになります。下塗りレイヤーの上に「乗算」モードのレイヤーを作り、影をつけていきます。元の色よりかなり薄めにした方がいいですが、そこは試しつつ。やり直しがきくのがデジタルのいいところです。エアブラシでハイライトを入れます。このレイヤーだけは線画の上に作らないと、光ってるように見えないので注意。これでバイクと人物が完成しました。地面の質感を出すため、適当な砂目のトーンを背景に貼ります。ボカシは消しゴムツールをエアブラシのように使います。トーンの下のレイヤーにエアブラシで地面の色をつけます。#イラスト#コラボ 地面の色とトーンの間に「乗算」モードのレイヤーを作り、なげなわツールで影の形を作り、グラデーションツールで影を塗って完成です。