不良ヤンキーが絶滅してしまったらしい!暴走族の高齢化
昭和の時代から、大人のやり方に反発する若者は、たくさんいました。
彼らのことは、不良やヤンキーと呼ばれ、その生き方は、一部の学生にとって、あこがれであったように思えます。
しかし、そんなヤンキーも、令和の時代では、全く見られなくなりました。
若者の車離れがあるように、暴走族は、高齢化していき、なかなか、新人を集めにくくなっています。
今では、おじさんだらけで、排気音をならす、異常な集団になってしまいました。
学校の中でも、ヤンキーのファッションは残っていますが、真面目に勉強し、教師に強く反発したりしません。
必ず、親とも、相談していて、従順な生徒のように思えます。
昔は、インターネットがなかったので、学生の世界は閉ざされていました。
そのため、不満がたまっており、うっぷんをはらしたのです。
ところが、スマホの登場により、SNSで、自分の世界を広げられるようになります。
その結果、どんどん、個人主義が広まり、不良のコミュニティなんて必要なくなりました。
結果的に、東京リベンジャーズのような暴走族の集まりが、ダサいと思うようになっているのです。
こうしたアニメは、新鮮で、楽しむ分にはいいのですが、いざ自分が暴走族に入ろうとすると、ためらってしまいます。
少子化で、子供の数は減っていき、おとなしい若者が増えていきました。
いつしか、ヤンキーの文化は消えていき、コンビニでたむろする学生はいなくなります。
果たして、不良が消えたことはいいことなのでしょうか?
確かに、犯罪につながることがなくなっていったので、一見、良いことのように思えます。
ただ、彼らは、日本の閉鎖的な学校教育に反発している側面もあったのです。
こうしたエネルギーにあふれた若者は、現在、深刻な人手不足の建設業の受け皿になってくれます。
上記の業界は、DQNが多くて、人使いがあらいことで有名です。
今のリスクを避けがちな若者が、なりたがる業界ではありません。
少なくとも、運動神経や、最低限の知能を求められる、二輪車が運転できるので、将来の労働者としての需要はあるはずです。
私の学生時代は、ヤンキーがたむろしていました。
偏差値の低い、地元の高校の生徒は、校則をやぶりまくり、あれていましたし、コンビニで集会をしていました。
なぜか、不良は、駅前のホームに座り込み、話し合いをしているのです。
ところが、私が社会人になった頃、その学校は、不良を一掃し、おとなしい生徒だらけになってしまいました。
本当に、時代の変化は、恐ろしいものです。