汎用人工知能(AGI)の発展で人は労働から解放されるのか?
現在、Chat-GPTの進化により、人間なら長時間かかる事務作業が、一瞬で行えるようになりました。
確かに、数年前の人工知能(AI)は、人の質問に的確に答えられないなど、未熟な点がありました。
しかし、人工知能の技術開発はすさまじく、最近では、AIの知能レベルがこうじょうしてきています。
そして、次の段階として、人間と同じように、自律して考え、様々な労働を自由に行えるような汎用人工知能(AGI)が、数年後、実現できるらしいのです。
この完成時期は、2027年が有力だという見方があります。
ただ、中には、来年できるという方もいるのです。
そのAGIが実現すれば、企業や官公庁の設備投資さえ進めば、ほとんどの労働が、人間からおきかわるでしょう。
もしかしたら、日本の人手不足や移民の問題も、解決するかもしれません。
そうして、仕事がなくなれば、お金が必要になるので、ベーシックインカムがいるようになります。
ただ、文系的感性の創造的な仕事は残るので、完全に仕事がなくなるわけではありません。
また、このAGIが、さらに進化すると、人間の知能レベルをはるかに超えた、超人工知能ができていきます。
もし、その発展が可能ならば、人間の寿命、技術開発、環境問題、エネルギー問題などの難題を解決してくれるでしょう。
このように、人工知能が進化すれば、テクノロジーは、どんどん向上していきます。
ところが、映画のターミネーターやマトリックスのように、安全対策をおこたれば、機械軍との戦争になりかねません。
そうすれば、24時間休憩なしに動ける機械と肉体的にもろい人間では、戦力差は明らかであり、人間側は敗北するでしょう。
例えば、戦略のひとつとして、核兵器を落とされれば、放射能汚染で、人間の生命活動が危機的になるからです。
それに対し、自律型の機械は、シェルターなみの防御力があれば、人間の破壊兵器なんてものともしません。
なので、将来、超知能人工知能(ASI)が暴走しないよう、十分に制御する必要があります。
ただ、日本では、中国やアメリカで、自動運転のタクシーが普及しているのに対して、まったく、そうした技術をとりいれようとしません。
これは、日本の上層部が老人だらけで、柔軟な発想ができてない可能性があるからでしょう。
同じように、人工知能を、官公庁や企業に導入すれば、人的コストや労働生産性が、ひやくてきに改善されます。
しかし、日本政府は、思いきって、人工知能を導入するまで、まだ、時間がかかることでしょう。