誘惑の罠・うまい儲け話(ぼったくり)
<誘惑の罠>
繁華街を歩いていると
「1時間3000円ポッキリ可愛い娘がサービスしますよ。それ以上いただきません」
とかいう客引きの誘いや貴方が何処かの居酒屋辺りで飲んでいると若い女性が親しげに声をかけてくるのに応じて店に行くと何とそれがぼったくりバーだったということはあることだと思います。勘定になるとびっくりするような会計を突きつけられて青くなり少々ごねてみても強面の従業員に取り巻かれて為すすべもなく有り金のみならず腕時計まで巻き上げられてしまった。こんなケースは都会では枚挙に暇がないのだと思う。どうしたらこんな店にひっかからないですむか。またひっかかった時にどうすればいいかということです。
結論から言うと色気を出してそんな店を覗こうとしないのがいちばんです。若い綺麗な女性であろうと1時間が幾らだろうと知らない店や人の出入りが少ない店には入らないことです。
街を歩いていて見知らない人が声をかけてきたら要警戒です。万が一入店して隙を見て逃げることができない状態でオーダーが成立してしまったら早々に会計してしまうことです。その際揉めたら警察を呼んで何とか値切り交渉するしかないでしょう。払った後からお金を取り返すこともできないことはないでしょうが、それには時間や手間がかかり疲れてしまいます。そういった場合には消費生活センターや法テラスなど無料相談に応じてくれるところがあるので適切な助言をいただけるかもしれません。
またカード払いならクレジットカードの会社への通報も必要になるでしょうが、ともかく夜の繁華街には誘惑の罠が待ち受けていることを十分認識して遊ぶことです。
過去にこんな話がありましたよ。街中のレストランでひとりの女性に声をかけられて会話が弾んでドライブに行こうと言うことになった。ドライブの途中で女性から缶ビールを渡され運転中だからと断ると「呑めるんでしょ?1本くらい大丈夫よ」
と強く押されてつい飲んでしまった。そしてドライブを続けていると後方から車両が接近してきて追い越しをしてきたので速度を落とすと急激に割り込みをしてきてその車の左後部に衝突してしまった。たいした事故ではなかったけれど双方の車に物損が生じた。その場に降車して事故の処理をしようと相手のドライバーと話をしていたら横に立っていた仲間の一人が
「あんたアルコールの臭がするけど飲んでるんじゃない?」
と問いかけきたので仕方なくビールを飲んだことを告げた。すると相手は
「それはまずいよ。警察に通報すると免停もくるし罰金も高くつくよ」
と言い向けてきた。そして示談にしてやるからと言われて相手に住所や名前を明らかにし、アパートまでついて来られて修理代金として数十万金巻き上げられ代車として自分の車も使い回されてしまうという羽目になった。後に分かることだが女はグループの一員であった。つまり最初から仕組まれていたということだ。女がからむこのような罠はよくあることだ。
<うまい儲け話>
特に在宅するお年寄りや主婦の方に警戒して欲しいことが電話やインターネットあるいはセールスマンの訪問による儲け話です。
原則としてこうゆう類の話には耳も目も貸すなということです。だいたい世の中の人全員がお金儲けに余念がないのです。大金持ちでもなお資産を殖やそうと足掻いています。
ときおり理由のわからない現金の投げ込みがありますが、それ以外に赤の他人にただでお金をくれることなどないと言うことを十分肝に銘じておくことです。
今なら金を買っておけば必ず値上がりします。未公開株を選ばれた貴方に特別購入できる権利が当たりました。などと話を持ちかけてくることがあります。そんな話にのるとせっかく積み残したお金をたちまち失ってしまうことになります。そういう話をもちかけてくるのは100パーセント疑って掛かるべきです。絶対に儲かるなら他人に言わずに自分が儲けるはずです。だから口車に乗らないことです。
どうしても何らかの投資をしてお金を増やしたいなら自分で研究して己の才覚をもってやることです。夢のような儲け話はぜったいにないということを再認識してください。