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【note】空飛ぶオフィス、ビジネスジェット
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ビジネスジェットは、小型の航空機で、自分たちだけで使える便利な移動手段です。海外では、ビジネスジェットを使って、仕事や観光で富裕層がさまざまな地域に行くようです。
日本では、ビジネスジェットの利用が少ないので、「海外の事例を参考にして、もっと普及させよう!」という動きがあります。
国土交通政策研究所は、ビジネスジェットの利用促進につながるサービスや施設について、海外の複数地域を調査しました。以下はその結果の一部の事例です。
- イビザ(スペイン)
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イビザは、クラブカルチャーで有名な島です。ビジネスジェットの利用者は、主に欧州からの富裕層で、夏季に集中します。
空港には、ビジネスジェットの受入体制を整えたFBO(運航支援事業者)があり、コンシェルジュサービスを提供します。島内には、高級ヴィラやホテル、レストラン、ナイトクラブなどがあります。
- ニュージーランド
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ニュージーランドは、自然や冒険、文化などの多様な魅力を持つ国です。ビジネスジェットの利用者は、主にオセアニアやアジアからの富裕層で、年間を通して分散します。
空港には、FBOがあり、ヘリコプターや高級車などの二次交通を手配します。国内には、高級ヴィラやホテル、ワイナリー、ゴルフ場などがあります。また、ガイドやコンシェルジュの育成や資格認定が行われています。
- アスペン(アメリカ)
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アスペンは、スキーやスノーボードで有名な山岳リゾートです。ビジネスジェットの利用者は、主にアメリカからの富裕層で、冬季に集中します。
空港には、FBOがあり、スキー用具や荷物の運搬などのサービスを提供します。町には、高級ヴィラやホテル、レストラン、ショッピングモールなどがあります。また、富裕層不動産や富裕層向けブランド店舗などが進出しています。
これらの事例から、ビジネスジェットの利用者にとって重要なことは、空港でのスムーズな受入れ、目的地へのシームレスな移動、高級な宿泊施設やレジャー施設、地域の特色や文化などがあると言えます。
日本でも、これらのサービスや施設を整備することで、ビジネスジェット利用の促進が期待されます。
日本初は「HondaJet」
日本初のビジネスジェットは、ホンダのビジネスジェット「HondaJet」です。この機体は、2018年12月に日本で初めて導入されました。
HondaJetは、世界で最も燃費効率の高いビジネスジェット機として認められており、最大巡航速度は約780キロメートル、航続距離は約2600キロメートルです。
現在、世界で100機以上が運用されており、日本では、千葉県の成田空港に拠点を置くフジビジネスジェット株式会社が運航。HondaJetは、日本の航空産業の発展に貢献すると期待されています。
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