ビジネスとドラえもんの道具:寝る前の備忘録
皆様の中にはドラえもんを見たことのない人は滅多といないかと思います。そして同じく、ドラえもんの道具に憧れなかった人などいなかろうと思います。
あんなこといいな、できたらいいな…ありえない道具で次々と無理難題を解決していく。「どこでもドア」や「タケコプター」など最たる例ですが、残念ながらここまでに生まれていないですな…。
ところで、そんな夢のような道具たちってある「共通点」があって、それが「ビジネス」に通じるように思われるのです。今日は久しぶりにそんな話がしたいです。
備忘録ながら、少しばかりお付き合いください。
1 ひみつ道具の共通点:既存のもの+夢のような機能
「どこでもドア」「タケコプター」「四次元ポケット」「暗記パン」…
皆様が憧れた道具は「私たちが持っている道具」に「夢のような機能」を追加して、ありえない道具を生み出しています。
ドアがどこにでも繋がる。頭に乗せたプロペラが空を運んでくれる。ポケットの容量が無制限…極論、進化系なわけですね。
もちろん、100%この例に当てはまるかと言われれば弱いですが、ベースはこんなイメージの道具が頭に残りますね。
ここで肝になるのは、既存のものに新たな機能を掛け合わせて、まったく別の課題のソリューションとして登場していることです。
2 ビジネスの大原則の一つ:「不」の解消
上記のような書き方をすると、非常にビジネスっぽく聞こえますよね。で、それを端的に言ったのが「不」の解消です。
不便、不都合、不幸…あらゆる「不」(もといマイナス)を解消することこそビジネスだとする本もあります。
ドラえもんの秘密道具はそんなのび太くんの「不」を解消するために様々なものが飛び出してきます。
わかりやすいのは「暗記パン」なのでそれに沿って考えていきます。
暗記パンは、のび太くんの「試験でいい点数がとりたい」という要望を叶えるためにドラえもんが出した食パンのような道具です。暗記パンを紙などに貼り付けるとそれが写ります。その写ったパンを食べると、そこに書かれたことを丸々記憶してしまいます。
このようにのび太くんの「不」勉強やテストで低い点数を取る「不」都合を解決するために「暗記パン」というソリューションが出された訳です。
ところで「パン」の本来の役割ってなんでしょう?
いろいろあると言われるかもしれないですが、メインとしては「腹を満たす」ではないでしょうか?
しかしここでは「記憶力」への解決として描かれているのです。もっと言えば サプリやわけのわからない機械を頭につないで、というものでないのです。身近にあるもので解決しているのです。
それが非常にビジネスに似ているように思われるのです。
今あるものを+αで新しい課題に取り組めるものにしています。最近のエアコンは空気をきれいにしてくれるし、車はより快適になっていきます。スマホのアプリなんて最たる例ですよね。スマホを使って、より「不」を解決しようとしています(最も一番解消されるのは「暇」というマイナスだろうとも思われますが)。
3 まとめ
こんなふうに、ドラえもんのひみつ道具とビジネスってのは似ているな、と感じることがあったので、そのまとめです。しかし、そんな道具をポンポン思いついていた藤子・F・不二雄先生というのは、なんと天才だったことか、と思われますね。漫画の天才に止まらないところに気づいたように思います。
私も一つでいいから「ひみつ道具」を生み出したいものですね。
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