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今朝の日経新聞「消えたコロナ死者?」
今日は非常に眠いながらも出勤中の豪雪婦人です。
やっぱり12時には寝なきゃしんどいですね…。
さて、今日の記事は結論から言うと
コロナによる実際の死者数が200人以上統計漏らしている可能性がある
と言うものです。
これは「超過死亡」と言うものを統計に適用した際の誤差が200人以上というものなのですが、なんのこっちゃわからないと思うので、一つずつ説明します。
まず、超過死亡とは一言で言うと
「一定期間の死者数が平均的な水準をどれだけ超えているか」
と言うものです。
そしてこれは死因ごとに比較することができるものですので、今回のような肺炎を引き起こすウイルスの場合、期間内の「肺炎」による死者数を平均と比較すれば、その平均を超える場合は新型コロナによる死者の可能性が十分に考えられると言うものです。
今回の場合は、新型コロナウイルスが流行し始めた2月中旬ごろから3月下旬までを対象に比較されました。
その結果、流行がなかった頃と比較して一週間あたり50〜60人の超過が確認されています。そのため合計200人以上の感染者の確認漏れがあるかも知れない、他考えられています。
また、その際統計的な誤差を考慮したとしても20〜30人は超過だと認められるとしているため、やはり100人以上は漏れている可能性が考えられますね。
つまり、私たちが思うよりも早い段階からパンデミックがより大きかった可能性が考えられますね。
しかし、この「超過死亡」は日本においてまだまだ把握までに時間がかかります。具体的には、統計してから2ヶ月ほど経過してから把握できるようです。
つまり、今月の超過死亡を知るには7月ごろまで待つ必要があります。これはまだ統計の電子化が進んでいないことが起因しているようですね。
WHOはこの「超過死亡」を感染症の実態を把握するために重要な指針としています。そのため、この数字を迅速に把握できることが肝要かと思われます。
今後はもっとはやく、せめて1ヶ月で数字を把握することができれば、このような誤差からも感染症の対応を早く行うことができるのだろうかと思います。
そのためには、このような制度も電子化が進むように整備することがまた必要になるのではないかと思います。
なんにせよ、思ったより早い段階から感染症が早かったと考えることと、今報告されている数字が信用に足るか今一度考えながら評価されるようにと願いますね。
それではもう出勤です。
参考文献
日本経済新聞2020/05/24
「コロナ感染死、把握漏れも 「超過死亡」200人以上か」