ダメージを最小限に抑えるための5CMの努力。
こんにちは 5CMです。
以前、『髪の毛が傷む問題』について書きました。
その中で髪の毛が痛む原因の一例として残留アルカリの説明をしています。
アルカリ剤を用いたヘアカラー、パーマ、縮毛矯正の施術後にアルカリが残っているとキューティクルが開いたままになり、キューティクルが剥がれ、毛髪内部の間中物質が流失してしまい髪が傷みます。
そして酸性ストレート、酸性パーマ、ヘアマニキュア以外のカラーリング、パーマ、縮毛矯正は必ずと言っていいほどアルカリ剤は含まれています。
弱酸性の髪の毛を明るくしたり、真っ直ぐしたり、カールをつけるのにアルカリ剤は必要不可欠な薬剤なのです。
そもそも、アルカリとは何でしょう?
・髪の毛とpHの関係。
シャンプーのCMなどで弱酸性という言葉をよく使いますよね。
健康な肌や髪の毛は弱酸性の状態です。
弱酸性とはpHの数値です。
pH(水素イオン濃度指数)はアルカリ性、酸性といった水溶液の性質を測る”ものさし”のようなものです。
pHは0~14までの値があり、真ん中のpH7が「中性」、
酸味のあるレモンはpH2~3で「酸性」、石鹸水はpH9~10で「アルカリ性」です。
髪の毛はpH4.5~5.5の弱酸性が最も健康な状態です。
髪の毛が酸性に傾いた状態の時、キューティクルは閉じ、アルカリ性に傾いた時キューティクルは開きます。
この性質を利用して、ヘアカラーやパーマなどの薬剤を紙の中に浸透させています。
開いたキューティクルをしっかり閉めてあげないと染料や栄養分が、どんどん出て行ってしまいます。
施術後にアルカリが残っているとカラーの色もちも悪く、パーマも取れやすくなります。
せっかく素敵なスタイルになっても色もちやパーマの持ちが悪いと意味がありません。
お肌の弱い方は、皮膚かぶれを起こしてしまうこともあります。
いかに施術後にアルカリを除去するかということが美容師の最大の課題となってきます。
そこで、5CMで日々行なっているアルカリ除去の方法を紹介していきたいと思います。
5CMでのアルカリ除去は後処理にこだわる!
5CMではアルカリ除去のためにシャンプーと処理剤をご用意しています。
・炭酸スミシャンプー
カラーリングやパーマ、縮毛矯正時に使用。
・炭酸濃度約6,000ppmの濃密炭酸泡シャンプー。
・炭の吸着特性を活かして頭皮をクレンジング。(炭は、無数に穴がある多孔質構造で、穴に汚れや様々な成分を取り込む性質があります。)
・弱酸性処方でカラーの褪色抑制
(頭皮の乾燥、キューティクルの剥がれを防ぎ、アルカリ性から弱酸性へと働きかける処方で頭皮と髪のコンディションを整えます。)
帰宅後にも家でのケアアイテムとして利用すると、よりスタイルが長持ちします。
ご自宅でセルフカラーリングされる方は是非持っていて頂きたいです。
・スーパーニュートラル(処理剤)
シャンプー後にスーパーニュートラルをしっかり噴霧。
アルカリに傾いた毛髪を弱酸性にもどし補修も行う定着促進水です。
パーマのウェーブ形成補助、カラーリングの褪色予防、発色促進を可能にしてくれます。
パーマや、縮毛矯正後の嫌な匂いを軽減させる効果もあります。
主成分に毛髪含有アミの酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)を使用している為、髪に負担がありません。
pHも髪と同じ5.5なので過収斂の心配もありません。
室内プールで泳ぐ事の多い方で髪の毛がきしみやすい方に使うと、軋みが軽減されるのでオススメです。
このように
アルカリ除去に関しては、この2点を用いて徹底除去を目指しています。
施術後のトリートメントもアルカリ除去が不足していると全く意味がありません。
お客様が、より良い気持ちで日々を過ごされますように。
5CMでも努力と研鑽を続けていきたいと思います。
「髪の毛が痛む問題」についてはコチラからどうぞ。
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