『アメリカで暮らす』ということ(後編)
みなさんこんにちは!SEGの広報担当です。
前回は当社の工場があるオハイオについてお話ししました。
生活する”土地”自体の魅力についても、初めての場所であれば気になるところ……だと思いますが、やっぱり働く職場で気になることと言えば、同僚や組織風土だったりしますよね!
日系企業とはいえ、周りは現地採用したスタッフが多い上に、オハイオの社風はどちらかといえばアメリカン。
もちろん永田さんを始め日本人スタッフも在籍していますし、10年以上海外勤務を続けるベテラン社員もいるため、頼れる仲間のサポートは万全。
でもでも、だけど、不安が消えるわけじゃぁない!
そこで、オハイオ勤務のスタッフへ「どうすればすんなり馴染めるのか?」ワンポイントアドバイスを聞いてみました。
『初めての渡米就労』AtoZ
★オハイオ勤務社員「やっぱり『挨拶』が大切ですね、万国共通かもしれませんが……」
◆広報担当「なるほど。この点は”海外だから”というより、日本においても大切にすべきポイントですよね」
(もし自分が配属になったら、とりあえず『Hello』が言えれば良いのかな)
なんて、単純に考えた私の気持ちを見通したのか「挨拶の文化は日本と少し違うかもしれません」と、ズバリ指摘をいただきました。
★オハイオ勤務社員「朝、オフィスに行く。同僚に会ったらどうします?」
◆広報担当「まずは、おはようございます!ですよね。あ、Good morningか!ただもし私がオハイオ勤務になったら、初めのうちは恥ずかしくて挨拶が控え目になってしまうかもしれません。というより、Good morningって言えないかも……。(ボソリ)」
★オハイオ勤務社員「そこは勇気を出して、元気にGood morning!と挨拶しましょう。オハイオ勤務を始めて強く感じたのは『挨拶を大切にする国』ということです。英語が苦手でも挨拶さえできれば、仲間と打ち解けられるはずですよ」
『挨拶』って双方向のもの
★オハイオ勤務社員「知らない人と道端ですれ違った時に”こんにちは”って言います?」
◆広報担当「え……!?絶対に言わないです」
★オハイオ勤務社員「ですよね(笑)でもオハイオの街では道端で誰かとすれ違う時、例え相手が知らない人であっても”Hello”と相手へ声をかけます。ニューヨークやシカゴのような大都市ではなかなかないこと。だけど、オハイオはそのくらい温かい空気が流れているんですよね。
ただそこで、知らない人だからといって返事をしないと『無視をした人』になってしまうのでご注意を」
◆広報担当「き、気をつけます……。日本では礼儀として、挨拶は大切だという認識はありますが、寝不足な朝だったりすると、家族間など親しい人に対しては特に、挨拶を省略しちゃうことがあるかも。(反省しよう……)
オハイオの場合、挨拶は大切というより『当たり前』という表現の方が近い気がしました」
『異国で一人』どう楽しむ?
◆広報担当「実際に海外へ行ったことのない私の頭には、フルハウス(※1)のイメージが思い浮かぶのですが(知らない方、ごめんなさい)、実際にはどんな雰囲気の職場なのでしょう」
※1:アメリカのコメディドラマ。1987年から1995年にかけて放送。幼い頃、NHKで見ていた時、なんてカッコイイお兄さん達なんだろう……と羨望の目で眺めていた記憶あり。
★オハイオ勤務社員「先ほども”フレンドリー”と表現しましたが、挨拶をきちんとすれば関係性ができるため、相手から声をかけてくれる頻度の方が多いかもしれません。例えば……」
Episode:オフィスにて
★オハイオ勤務社員「……なんて感じで、困ってモジモジしている人がいたら、積極的に声をかけてくれるスタッフが多いですし、みんな親切なので一緒についてきてくれますね」
◆広報担当「ランチに誘うハードルの高さを感じていましたが、声をかけてもらえるんですね……!そ、それは嬉しい」
★オハイオ勤務社員「言語の不安、新しい土地に慣れるまでの不安、色々な不安は感じると思いますが、永田さんなんて英語が話せない状態の中、48歳で渡米していますから。楽しむ気持ちと挨拶を忘れなければ、自然と日々の生活にも慣れていくはず。大丈夫、私たちもいますから」
英会話はまだまだですが、アドバイスのおかげでアメリカに行ってもなんとかなりそうな気がしてきました。
それでは、次回もよろしくお願いします!