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【閑話】 エッセンシャルワークをしている方とご家族、そして上司の方へ

今回は「閑話(無駄話 / 心静かにする話)」をさせてください。
私的な、個人の考えです。

危機管理広報の仕事をしていると、時々、胸が締め付けられるような相談を受けることがあります。

最近特に辛いのは、新型コロナウイルスに関連して、エッセンシャルワーカーの方やそのご家族への誹謗中傷や差別的な言動について「組織としてどう向き合えば良いか」という相談をいただく場合です。

僕は学生時代に福祉政策を勉強して、ご高齢の方、障害をお持ちの方などの身体介護をしたり、メーカーでは衛生材料や医療機器・福祉用具も扱っていたりしていて、病院や老人ホームで働かれている方や利用者さんと接点を持っていました。

医療機関や福祉施設、また生活インフラとして欠かせないお仕事をされている方が感染のリスクを承知のうえで、日々の仕事を続けられている姿に頭が上がらない気持ちでニュースなどを見ています。

今の僕は、形がなく見えない「情報」や「言葉」を扱う仕事をしています。
なので、僕の気持ちを見えるようにして、残したいと思いました。

社会生活の維持に必要な仕事をしている方へ
いつもありがとうございます。
僕らがこのような状況下でも安心して暮らせているのは、皆さんのようなお仕事をされている方々が、勇気を持って、逃げずに、やるべきことに取り組んでいらっしゃるからなんだという事実に、改めて感謝申し上げるとともに、皆さん自身の心身の健康を願ってやみません。

ご家族の方、特に子どもたちへ
もしかすると、お父さん・お母さんのことを悪く言う人が出てくるかもしれない。
その人から嫌な気持ちにされることがあるかもしれない。
でも、そんな人のことは気にしなくていいからね。
そいつは「誰かに八つ当たりしないと心が晴れない病気」になっちゃったんだ。
病気って、なりたいから病気になるものじゃないもんね。
僕は、君のお父さん・お母さんがいてくれることで、とっても助かってるよ。
だから、君のお父さん・お母さんのことが大好きです。
君も、僕と同じ気持ちだと嬉しいな。

上司の方へ
第三者からの心ない言動に戸惑い、どのように振る舞えば良いのか分からなくなったときは、一緒に働かれている方とそのご家族を守る・支える・気持ちに寄り添うことを考えていただけますと幸いです。
従業員の方が気持ちを落ち着かせて仕事に臨めることで、お客様や利用者さんにも伝わって、きっと安心いただけるのではないかと思います。

予防・治療方法の確立はまだしばらく時間がかかる可能性が高そうです。
だとすればこの状況を受け入れて、少しずつ、みんなが気持ちよく暮らせる気遣いを、お互いにしていけると良いなと切実に思います。

現在、起きていることのすべてを知っているわけではないですが、僕が見聞きしたことについて、気持ちを文字にしました。

私的な、個人の考えとして。

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