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沖縄県南大東村を踏破 その4<日本全市町村踏破(制覇)>
2018年4月30日。ゴールデンウィーク沖縄未踏市町村集中踏破三日目、第二村、南大東村。
南大東島の宿、月桃ムーンピーチで目を覚ます。
宿の庭先に、バナナの巨大なつぼみが垂れ下がっていた。上の方には実が生っている。
与論島では、「実芭蕉」とか「島バナナ」とか呼ばれる、南西諸島に古くから伝わるバナナの実を食べたが、大東諸島にも元々生えているのか、沖縄から持ち込まれたのか、あるいは台湾やフィリピン由来のものなのかは定かではない。南西諸島在来種にしては少し実が大きい気もする。
本日、朝一で訪れたのは、南大東島地方気象台。台風情報でよく知られた気象台だ。
玄関に少し一般公開された展示がある。
台風情報で知られる南大東島だが、実は、台風の上陸はそれほど多くない。いかに沖縄県で6番目の大きさを誇る島とは言え、台風の観点で言えば点のようなものなのだから、当然である。台風情報でよく「南大東島の沖何kmの太平洋上にあり……」というのは、南大東島が一つの「日本の端」だから、指標として使われている為だ。
とは言え……「南の端」と言って良い南大東島、台風接近時の被害は凄まじい。北大東島にも、岩が転がって道路にぶつかって止まった「台風岩」があった。
さて、朝一で集落の側に地方気象台にやって来たのには理由がある。
気象台の左奥。
ここから、いわゆる「ラジオゾンデ」が打ち上げられるのだ!
打ち上がったーーー!!
幼稚園や小学校の頃、図鑑で見たラジオゾンデの現物を、齢四十過ぎてから初めて見て、ちょっと感動。
なお、このような気球に計測器を付けて天候を観測するものを総じてラジオゾンデと総称する事が多いが、ここから打ち上げられるのはラジオ=無線電波ではなく、GPSによって位置を割り出しているので、正確にはGPSゾンデというらしい。
ゾンデの打ち上げを動画でも。
ウィンドプロファイラという、真上に打ち上げた電波の反射によって上空の風の状態を観測する装置も置かれている。
集落の近くの、月見橋へ。瓢箪池と月見池という二つ池を結ぶ水路に架かる橋だ。
橋のたもと、和風の橋であれば擬宝珠が飾られる位置に、雲の上に翼が載っているような、不思議な造形のオブジェがある。和風にもギリシア風にも見える。
橋の北側にあるのが月見池。こちらは自然がよく残されている感がある。
橋の南側にあるのが瓢箪池。こちらの方が集落に近く、開けた雰囲気がある。
対岸の湖畔には、製糖工場も建っている。
集落側から橋を渡り切った瓢箪池の畔に、月見公園という公園がある。
オレンジ色のいかにも南国的な花の咲く樹木があった。
そして、公園には南大東村の村章のオブジェが。これだけ大きい村章のオブジェは珍しいかもしれない。
集落の北に建つ、島の開拓者、玉置半右衛門の記念碑。
近くには「教育立村」の碑も。教育を掲げそれを石碑に刻む自治体は多いが、こんなに力強いものを見たのは初めてだ。
市町村踏破数は前回投稿から変わらず。
沖縄県全41市町村のうち、31市町村踏破、残り10市町村、達成率75.6%。
九州・沖縄全274市町村のうち、263市町村踏破、残り11市町村、達成率96%。
日本全国1741市町村のうち、1723市町村踏破、残り18市町村、達成率99%。
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